お子様ランチは何歳から? 外食でパパにも気をつけて欲しいこと~パパと幼児の楽しい食事講座 #4~

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お子様ランチは何歳から? 外食でパパにも気をつけて欲しいこと~パパと幼児の楽しい食事講座 #4~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

家族と一緒に楽しむ外食は、いつもの食事とは違ったおいしさや、特別感が味わえる素晴らしい時間です。でも、離乳食を完了して幼児食を始めたばかりの子どもは、硬すぎない薄味中心の食事が推奨されているため、メニューの中で何を食べさせたらいいのか悩んでしまうこともありますよね。離乳食の持ち込みなら許されていた飲食店でも、幼児食のように大人の食事に近い食べ物の場合はマナー違反になってしまうこともあります。そのため、幼児食が始まる1歳半前後から飲食店へ行きづらくなってしまったパパ•ママも多いでしょう。

そこで今回は、家族で外食を楽しむとき、お子様ランチは何歳から与えてもいいのかや、メニューを選ぶ際のポイント、幼児でも食べられるようにするための工夫などを紹介します。

お子様ランチは何歳から?

飲食店で子どもに何を食べさせたらいいか迷ったとき、真っ先に探すのはお子様用のメニューですよね。中でもポテトや唐揚げ、チキンライス、ハンバーグなどの盛り合わせにデザートやジュースまでついた見た目も楽しい「お子様ランチ」は、子どもが喜ぶこと間違い無しの定番です。しかしその内容は、大人と同様の料理を少しずつ盛り合わせているだけの場合が多く、「離乳食を完了したばかりの幼児に与えても大丈夫?」と悩んだパパ•ママも多いことでしょう。そんな時にまず知っておきたいのが、幼児の1日に必要なエネルギー量と塩分量です。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

大手外食チェーンのファミリーレストランで提供しているようなお子様ランチなら、メニュー表にエネルギー量や塩分量を記載しているところもあります。何を注文すべきか悩んだときは、メニュー表に記載してある数字と上記の1日の必要量を照らし合わせながら、子どもの年齢に適したものを選んでみましょう。

唐揚げやポテトといった揚げ物が含まれているメニューはエネルギー500kcal以上、塩分2.0g以上のものが多いため、1~2歳の1食分の食事としてはエネルギー量、塩分量共に摂取過剰になってしまいます。味が濃く、エネルギー量も多い「お子様ランチ」を注文するのは、3歳以降が望ましでしょう。1~2歳の子どもには、エネルギー量や塩分量が揚げ物などよりも低い、うどんやおにぎり、パンケーキがメインのセットを選ぶのがおすすめです。

外食のメニューから子どもの食事を選ぶときのポイント

家族で飲食店に入ってみてから、子ども用のメニューがないことに気づき困ってしまう場合もありますよね。そんなときでも次の3つのポイントを知っていれば、子どもが食べられる食事をメニュー表から見つけ出すことができます。外食先でも家族みんなで楽しい時間をすごせるように、しっかり覚えておきましょう。

子どものそしゃく力に合わせた硬さ、形状のものを選ぶ

本格的なそしゃくができるようになるのは2歳半~3歳以降で、顎の力が未熟なうちから弾力や歯応えがある料理を与えてしまうと、喉に詰まらせたり、吐き出す原因になってしまいます。「お子様ランチ」に盛りつけられている唐揚げでも、弾力があり噛みきれない場合があるので、よく噛んで飲み込めるようになるまでは与えないか、パパ•ママが食材を小さく切ってから与えるように注意しましょう。うどんなどの麺類もコシがありすぎるものはうまく食べられない場合があるため気をつけてくださいね。

塩分、油分を与えすぎない

幼児が塩分、油分の多い食事を避けなければならない理由は、それらを消化し排出するための内臓機能がまだ未熟なため、身体に負担をかけすぎてしまう心配があるためです。内臓機能が発達し、大人と同じ食事ができるようになるのは8歳ごろ。それまでは外食先でも塩分、油分が少ないご飯やパンを中心に、味の濃い料理はなるべく避けるか、量を減らしてから与えるなどの工夫が必要です。

初めて食べる料理や食材に気をつける

離乳食を完了したばかりだと、まだ子どもに食べさせたことのない味つけの料理や食材もたくさんありますよね。生の食材やアレルギー食材は、子どもが成長して体力と免疫力がついてから試してみることが望ましく、初めて食べさせるときは慎重に少しずつ与える必要があります。飲食店でうっかり食べさせてしまい、食あたりやアレルギー反応が出てしまっては外食も楽しめなくなってしまうので、料理に使われている食材をよく確認してから与えることが大切です。

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外食のメニューを子どもに与えるときの工夫

飲食店でメニュー表を前にすると、子どもは見た目が華やかな食事を食べたがりますし、パパ•ママも喜ぶ顔が見たくて食べさせてあげたいと思いますよね。そんなときは、子どもの食べたいメニューにひと手間加えたり、量の調節を行うことで、子どもの年齢にあった食事にすることができます。食事に手をつける前に、パパが子どものためにできる工夫は次の3つです。

味の濃いおかずの量を減らす

普段食べさせていないような味の濃いおかずがあるときは、あえておかずの量を減らすことで塩分摂取量を調節するのがおすすめです。その分、ご飯やサラダ、パンなどのメニューでお腹を満たし、デザートに誘導すれば子どももしっかりと満足感を得られるでしょう。

塩分、油分を取り除いてから与える

フライドポテトに振りかけてある塩を払い落としたり、揚げ物の衣やハンバーグのソースを取り除くことで、小さな子どもでも食べやすくなります。またラーメンやうどんなどの麺類は、先に麺だけ皿に取り分けて、スープは残しておくという方法でも塩分摂取量をかなり抑えられるでしょう。

お水やご飯、パンなどで味を薄める

幼児期に味の濃いものを食べさせても、たまに食べる程度であれば味覚障害になることはありません。とはいえ、「刺激の強い味を覚えて普段の食事を嫌がるようになってしまうのでは?」と心配になる場合には、食事に少し工夫を施して味を薄めることで不安を解消できます。うどんやラーメンといった麺類は、食べる前に水を入れてスープを薄めたり、カレールーの量を減らしてご飯の割合を増やしたり、パンに小さく切った唐揚げを挟んでサンドイッチにしてあげたりと、メニューに合わせた工夫を取りいてれみましょう。

栄養バランスは普段の食事で調整しましょう

子ども用のメニューの中にはほとんど野菜の入っていないものもあり「茶色い食べ物ばかりで体に悪そう」と不安になることもあります。ですが、外食の前後2~3日の食事全体で、バランスの良い栄養摂取を心がけることで、子どもは健康的にすごせます。外食でフライドポテトや甘いデザートばかり食べていたとしても、その前後の食事で野菜や魚、肉などの食材からしっかり栄養が摂れていれば、過度に不安を感じる必要はないでしょう。

外食は家族の幸せで特別な時間

外食では、家庭や保育園•幼稚園では得られない特別な時間を過ごすことができます。また、いつもと違う料理を食べる経験は、子どもの食べる力をさらに育むことにも繋がります。パパ•ママにとっても、豪華な料理を味わうようなたまの息抜きやご褒美は必要ですよね。小さな子ども連れで飲食店に入るのは大変ですが、一緒に食事を楽しめる工夫を取り入れながら、家族サービス兼パパ自身へのご褒美の時間としても楽しんでくださいね。

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