パパの帰宅時間が遅いと子どもの成長にどんな影響が?

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パパの帰宅時間が遅いと子どもの成長にどんな影響が?

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

家族に及ぼす影響とは?

パパの帰宅時間が遅く、家族と満足なコミュニケーションがない生活が続くと、子どもはもちろんママ、そしてパパ自身にも大きな影響が出てきます。

子どもへの影響

パパとのコミュニケーションが少ないと、子どもに寂しい思いをさせ続けることになり結果、次のような不安が生じます。

  • 甘えん坊に育つ
  • パパと信頼関係が築けない
  • 自己肯定感の低下

概ね子どもはママには「安心」を、パパには「遊び」を求めます。パパと楽しく遊べない日が続くと、その寂しさからストレスを溜め込んでしまいます。そして感情の矛先はママへと向き、「安心」を求めて必要以上にママに甘えるようになります。加えてパパとのコミュニケーションが少なくなったため、子ども自身がパパへの接し方に不安を感じるようになってしまいます。

ポイント

幼少期にできた関係性は、そう簡単には変えられません。パパとの関係性が希薄なまま成長してしまうと、その修復はさらに難しくなってしまいます。

さらに親子の会話が少ないと、子どもの自己肯定感が低下してしまいます。自己肯定感とは、自分の価値や存在意義を認める感覚のことです。自己肯定感が低いと自己嫌悪しやすく、自分のことを否定し続けてしまうのです。子どもの自己肯定感が低くなる原因の一つに「幼少期に親が話をあまり聞いてくれなかった」があります。親が自分に関心がないから話を聞いてくれず、自分は必要とされない存在なのだと感じてしまうことになるのです。

ポイント

自己肯定感が低下すると、他人と自分を必要以上に比較したり、失敗やミスをすることを過剰に恐れてしまったり、常に他人の目や評価が気になる性格に育ってしまう恐れが生じます。

親子の会話の中で子どもをたくさんほめてあげ、ときには叱りながら子どもを大切に思う気持ちを表現してあげることで、子どもの自己肯定感は満たされます。コミュニケーションの中で子どもへの関心をしっかりと表すことが必要です。

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ドラマや小説で、裕福な家の子どもが親に認められたくて、頑張って勉強や習い事を完璧にやり遂げてみせるけど、忙しい親にはほめてもらえずに傷ついたという場面がありますよね。これこそまさに、親とコミュニケーションが希薄な影響で自己肯定感が低い子に育ってしまい、必要以上に親からの評価を気にして無理をしているという状況です。

ママへの影響

パパの帰りが遅いとママだけが子どもの面倒を見続ける、いわゆるワンオペという状態に陥り、次のような不安が生じますし、ママの近くに子育てで頼れる両親や兄弟、友人などがいないと、この状況に陥ることが多くなります。

  • 育児に忙殺され自分の時間が持てない
  • ワンオペ育児でに孤独感が生じる
  • パパが遅く帰ってくることへの苛立ちが溜まる
  • 子どもの過保護化

ママが誰にも頼ることができず1人で子どもの面倒を見続けると、その責任感や不安感がストレスを生んでしまいます。子どもが寝ているとき以外はずっと育児と家事に忙殺され、自分の時間がなかなか持てないためストレスの発散できません。そんな時にパパが仕事や付き合いを理由に育児にあまり関わらないでいると、遅く帰ってくることだけで苛立ちを覚えるようになります。

ポイント

苛立ちを解消できないでいると、パパと衝突するだけでなく、その矛先が子どもに向いてしまい虐待や育児放棄などに発展することもあるので、仕事などを理由に家庭を放置してしまうのは回避しなければなりません。

また寂しさからママに甘えてくる子どもを必要以上に甘やかし、過保護になってしまうケースもあります。パパを頼りにできずママ1人で子どもを守らなくてはという思いが強くなり、子どもに対する過度な干渉を繰り返してしまいます。

パパ自身への影響

子どもが寂しく感じるのと同じで、パパも夜遅く帰り1人での夕食だと寂しさを感じますよね。そのような生活が続くと、パパ自身にも次のような不安が生じます。

  • 子どもとの接し方に自信が持てない
  • 子どもの成長を見逃してしまう
  • 家での居心地がしだいに悪くなる

子どもとすれ違う生活が続くと、子どもがパパとの接し方がわからなくなるのと同様に、パパも子どもとの接し方に不安を覚えます。単身赴任を経験した父親は「単身赴任を終えて戻ってきても、子どもと離れていた時間が長すぎて何を話したらいいのか分からなかった」と答える方が結構いるのです。

ポイント

子どもが「仕事を熱心にしているパパはすごい!」と思えるようになるには、成長して社会性を身につけてからです。よく子どもは親の背中を見て育つと言いますが、子どもにはパパの働いている姿が見えないので、遊んでくれない背中しか印象に残らないのです。

また子どもの成長は早く、気がつけばどんどんできることが増えていきます。抱っこしてほしくて泣いていた時期はあっという間に過ぎ、成長してちょっと生意気なことを言うようになってから「あの頃は可愛かったのに…」と思っても、もう遅いのです。ですが家族が寂しいと思ってくれているうちはまだ軽傷です。パパ不在の時間が長いほど、ママと子どもだけの時間が増えるので、2人の信頼関係だけが深くなってしまい同じ家にいてもしだいに疎外感を感じ居心地が悪くなってしまうのです。

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