仕事をしている以上、誰もが何らかの「壁(困難)」にぶつかった経験をお持ちかと思います。
中途採用の面接では、以下のような質問で候補者がぶつかった「壁」について聞かれることがあります。
今回はパパがキャリアを考え、転職活動をするときのヒントになれるように面接で聞かれる「壁」について解説します。
「いままでぶつかった壁」を聞く質問例
- 今まで壁にぶつかった経験はありますか?また、その壁をどう乗り越えましたか?
- 仕事で上手くいかなかった経験はありますか?その際、どう行動しましたか?
- 仕事上で困難を乗り越えた経験があったら教えて下さい!
ここでは、「今まで壁にぶつかった経験はありますか?また、その壁をどう乗り越えましたか?」という質問に対して、面接官の本音を解説していきます。
面接官の質問意図をしっかり理解して、ベストな質問の回答をできるように準備しておきましょう。
面接官の本音を理解して、質問意図を組み取ることで、面接での評価は必ず上がるはずです!
企業の質問意図~ここが知りたい~
転職の面接において、面接官がする質問には必ず意図があります。
面接官は知りたいことがあるので、目的をもって質問をしているのです。面接官の質問をするときの意図を考えることで、最適な回答の仕方がわかります。
「壁にぶつかった経験はありますか?」という質問の面接官の意図は、以下のようなものがあります。
質問の意図
- 仕事に取り組む姿勢を知りたい。
- 仕事に真剣に取り組める方か知りたい。
- メンタル面の強さを確認したい。
- しっかりPDCAを回して、考えて仕事できる人か知りたい。
仕事に対する取り組む姿勢を確認
・仕事に取り組む姿勢を知りたい。
・仕事に真剣に取り組める方か知りたい。
・メンタル面の強さを確認したい。
この3つのポイントは、簡潔にまとめると『仕事に対する姿勢』です。仕事なので、必ず大変な壁(困難)が起こります。その壁(困難)をどのように捉えて、どのように立ち向かったかという気持ち面を確認されます。
まず真剣に仕事に取り組んでいないと、困難に直面していないケース(壁と言われて、思いつかないケース)もあります。
「壁にぶつかった経験はありますか?」と聞かれて、「ありません」と答えるのは、仕事を真面目にしてなかったと伝えているようなものです。
壁(困難)は仕事なので、常にいろんな形でやってきます。
その時に「どうにかして乗り越えよう。やり切ろう」とポジティブに考えることができるのか、逆に「大変だ。できない。」とネガティブになってしまうのかで、仕事のパフォーマンスは大きく変わってきます。
面接官は壁(困難)を乗り超えた経験から、仕事の中で必ず起こる困難に対してどのように向き合える人なのかを知りたいと考えて「壁にぶつかった経験はありますか?」と質問するのです。
当社でも活躍できるかの判断
そして、「壁にぶつかった経験はありますか?」の回答に対して、展開するであろう話が「その壁をどうやって乗り越えましたか?」という質問です。
これは仕事で直面した困難に対して、どのように立ち向かったかという姿勢に加えて、思考のプロセスの確認になります。
ココがポイント
「○○という壁(困難)に対しては、まず△△のように考えて、□□をやってみることから始めました。」みたいな回答ができると良いでしょう!
壁(困難)に対して具体的にどのように考え、どのように取り組んだかを伝えましょう。
このような流れで、面接官が確認しているのは、「うちでも活躍できるか」ということです。壁(困難)を乗り越える経験を、会社の仕事内容と重ね、活躍できる人材かの判断をしています。
ですので、「壁にぶつかった経験はありますか?」の回答は、面接官のイメージが付きやすいように良く具体的に話すことをお勧めします。
回答のポイント
「壁にぶつかった経験はありますか?」の回答の注意ポイントとしては、大きく3点あります。
この質問は面接の合否に非常に大きく関係してきますので、注意ポイントを頭に入れて、ベストな回答を準備しておきましょう。
壁(困難)とどうやって向き合い、どう乗り越えたか具体的に話す
ポイントの1つ目は「より具体的に話す」ということです。
面接官は「うちで採用して活躍できる人材か確認したい」という意図をもって、「壁にぶつかった経験はありますか?」という質問をします。
ですので、面接官が会社の中での業務と比較できるように、壁(困難)を具体的に伝える必要があります。そして壁(困難)も人によってとらえ方が違うはずです。
あなたにとって、「なぜそれが壁(困難)だったのか」も伝えるように意識しましょう。
3年以内の仕事の話をする
2つ目のポイントは、「3年以内の仕事での話をする」ということです。
壁(困難)と言われて、プライベートでの話をする人や、過去の話をする方も多くいます。プライベートの話では、面接官は仕事に対する姿勢を理解することが出来ず、的を得ていない回答になってしまいます。
また面接官は、“今”のあなたを知りたいと思っているので、3年以上前のエピソードは参考になりません。
レベルの低すぎる壁(困難)の話はしない
壁(困難)とどうやって向き合って、どうやって解決したかを具体的に話すことがベストな回答のポイントですが、この壁をレベルの低すぎるものにするとよくありません。
レベルの低すぎる話だと、人事担当があなたの仕事に対する姿勢や、解決するに当てってのプロセスを理解するまでもなく「当たり前だよね」となってしまいます。
この回答で、「あ、この方はこんな考えで仕事に取り組んでいるんだ」という気付きを与えられるようにしましょう。
まとめ
壁にぶつかった経験はありますか?
という質問は面接の面接で良く聞かれることがあります。ベストな回答を準備しておき、面接官にあなたの仕事に対する姿勢をアピールできるようにしておきましょう。
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