子どもに食事のマナーが身につく「我が家のマナー」の作り方~パパと幼児の楽しい食事講座 #7~

  1. HOME >
  2. HOT >

子どもに食事のマナーが身につく「我が家のマナー」の作り方~パパと幼児の楽しい食事講座 #7~

hyamama

hyamama

2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

 

「我が家のマナー」を作るときのポイント

「我が家のマナー」を作るとき、話し合いに子どもを参加さるだけではなく、子ども自身のやる気を引き出したり、逆にモチベーションを下げないように注意することが大切です。次の3つのポイントを押さえながら、家族で相談する機会を設けてみましょう。

子どもの意見を取り入れる

パパ・ママの理想のマナーばかりを提案するのではなく、子どもの意見も「我が家のマナー」に取り入れることで、「他人が決めたこと」ではなく、「自分たちで決めたこと」という認識になります。もちろん子どもの提案は、大人からすれば「本当に必要?」と思う内容かもしれません。それでも、提案が自分勝手な内容でなく、家族で協力して叶えられるものであればぜひ取り入れてみてください。

たくさんの「我が家のマナー」を作り過ぎない

日本の食事のマナーには、たくさんの決まり事があり、それらをすべて実行するにはとても細やかな気遣いが求められます。でも、まだ指先が器用ではない幼児にとって、いくつものマナーを同時に意識しながら食事するのはとても難しいことです。なにより、たくさん規則がありすぎるとうんざりしてしまいますよね。

そこで、「マナーを守れた」という成功体験を確実に積みかさねていけるように、子どもが覚えられる3~5個程度の数に絞って「我が家のマナー」を決めていきます。最低限守ってほしいとことはしっかりと伝え、それほど重要でないことには寛容に対応し、子どもをルールで縛り過ぎないように気をつけましょう。

子どもの成長に合わせたマナーのアップデートを

2歳の子どもに「日本食はお箸で食べる」というマナーを教えても、指先がまだ箸を使えるほど発達していない年齢なので、うまく持つのは難しいでしょう。それどころか、未熟なうちからお箸の練習をはじめてしまうと変な癖がつき、持ち方がおかしくなってしまうこともあります。失敗体験ばかりを積み重ねてしまうと、子どもが自信をなくす原因にもなるので、成長に合わせてマナーもアップデートしていくのが重要です。パパ・ママもできないことを叱るばかりになってしまう恐れがあるので、いまの年齢で達成できそうなマナーを考え、取り入れていきましょう。

子どもが食事のマナーを守れなくなるパパ・ママの問題行動

マナーを身につけるためには、家族で決めた「我が家のマナー」を継続していくことも大切です。だた、自分で決めたことを継続するのは大人でも努力が必要なので、気づけばパパ・ママの方が守れなくなる原因を作っている可能性もあります。次の4つの行動をしてしまうと、子どものモチベーションを下げてしまうことになるので、注意しましょう。

決めたマナーを大人が簡単に覆す

子どもはパパ・ママのことをよく見ているので、無意識の内にその行動を真似することもあります。「食事中はテーブルに肘をつかない」という決まりを作り守るように伝えていても、大人が肘をついて食べていては説得力がありませんよね。家族の共同作業にすることで自発的に取り組もうという意思が生まれるので、子どものお手本になれるよう、パパ・ママ自らがマナーに気をつけましょう。

食事が嫌になるような叱り方

自発的にマナーを守るようになるためには、パパ・ママが自分の思いや希望を押し付け過ぎないことが大切です。社会のルールを守れる子になってほしいと願うあまり、「守りなさい」と何度も言ってしまうこともあるでしょう。しかし、頭ごなしに言い続けるのは、子どもの心を動かすどころか行動を制限し過ぎてしまい、考えることをやめる原因になってしまいます。

人は失敗を恐れて動けない環境よりも、ありのままの自分を受け入れてもらえている環境の方が、新しいことにチャレンジできます。食卓が険悪なムードだと、食事を楽しめないどころか挑戦しようという気持ちも萎えてしまうので、マナーのことを指摘し過ぎないように気をつけてください。

30分以上かけて無理にでも食事を食べさせる

嫌いな食べ物があったり、お腹が減っていなかったり、遊びに行きたかったりと、子どもの食事が進まない理由はさまざまですが、残さず食べさせようとしてダラダラと続けてもマナーは身につきません。むしろ叱られながらご飯と向き合い続けていると、上手にできない自分を否定されているように感じ、苦手意識を持つ原因になります。「残さず食べる」というのも子どもに教えたい大切なマナーの一つですが、いつも長引いてしまうときは食事の時間にメリハリを持たせるのがおすすめです。幼児が集中できる時間は5~10分程度なので、30分経っても食べ終えないようであれば、次の機会にまたチャレンジしましょう。

次のページへ >

-HOT, 育児・子育て
-, , , ,