嬉しいだけじゃない、妊娠が分かったときのママの心境は?~パパのためのマタニティセミナー #2~

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嬉しいだけじゃない、妊娠が分かったときのママの心境は?~パパのためのマタニティセミナー #2~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

ママの妊娠を知って以降、パパは子どもの名前や生活環境、仕事の仕方などを考えることが多くなると思います。でもそれは予定通りに産まれてくる前提の考えであり、実際の妊娠•出産はパパが想像している以上にトラブルがつきものです。だからこそ妊娠がわかったときにまず目を向けて欲しいのはママの身体と心の健康で、子どもが産まれてからの生活について考えるのはママの体調が落ち着いてからでも遅くはありません。

ママは妊娠が分かってから出産までの約10ヶ月間、さまざまな不安と向き合います。第1回では妊娠がわかった頃のママの身体の変化についてお話ししたので、第2回では喜びと不安が交差するママの心境と、妊娠中のママが傷つくNGな言葉や態度について紹介します。

嬉しいけれど不安もいっぱいがママの本音

待望の妊娠に気づいた瞬間、ママはとても嬉しいし、早くパパとこの喜びを分かち合いたいと思います。でもその気持ちが一旦落ち着くと、親になる責任感や経験したことのない妊娠•出産•育児に不安を抱くようになります。自分の身体のこととはいえ、ママだって命の危険すらある出産はやっぱり怖いし、嬉しいはずなのになぜだか不安で涙が出てしまうこともあります。このような妊娠中から産後にかけて、精神が不安定になってしまう症状のことをマタニティブルーと言います。妊娠が分かってからママは、とくに次のようなことを不安に思います。

※マタニティブルーの正式名称は「マタニティブルーズ」といい、出産後~2週間くらいの期間を指しますが、近年ではマタニティブルーが通称となり妊娠中の期間も含めた言葉として使われています。

妊娠してからママが不安に思うこと

  • 赤ちゃんが無事に育つか
  • 一人前のママになれるか、子どもを愛せるか
  • 陣痛に耐えられるか
  • 身体の変化(腰痛、便秘、抜け毛、肌荒れなど)
  • 漠然とした不安
  • 仕事は続けられるか(通勤中の身体への負担、産休•育休の取得、出産後の仕事復帰)
  • 新型コロナウィルスなどの感染症

妊娠中は少しの体調不良でも赤ちゃんの成長に影響がないか心配になります。また妊娠初期は目に見える身体の変化がほとんどないので、赤ちゃんを授かっている実感が持てず、愛情が湧かないことを悩むママもいます。加えて、つわりで体調が優れず気持ちが落ち込む日が続くと、つい悪いことばかり考えてしまい、漠然とした不安に追い詰められていきます。最悪の場合うつ状態になてしまうママもいるので、マタニティブルーを軽視してはいけません。

不安でたまらないママに必要なのは、悩みを相談できる人です。一人で悩みを抱え込まないことが大切なので、まずは一番近くにいるパパがママの話を聞いてあげてくださいね。分からないことが多い妊娠初期は、産婦人科医に相談するのも適切なアドバイスがもらえて安心できるのでおすすめです。家庭でリラックスして過ごせれば不安が和らぐので、ママの好きな食べ物や音楽を用意して気持ちがほぐれる時間を作るのもいいでしょう。

パパにもありうる妊娠•出産への不安

パパだって親になる責任感や将来への不安で、心の健康が保てなくなることがあります。今の働き方でも子どもとの時間が持てるか、収入がもっと必要なのか、子どもを愛せるかなどを悩んだりするかもしれませんが、ママ同様に一人で抱え込んではいけません。かっこ悪い姿は見せたくないかもしれませんが、ママは悩みを隠されるよりも、同じような悩みを抱えていることを知り、二人で支えあえる関係の方が嬉しく思います。

これだけは覚えてほしい! ママたちの想いとは

妊娠をきっかけに、パパ•ママは今までに経験したことがない様々な困難に立ち向かい、意見が食い違って衝突する日もあるでしょう。そんなときでも夫婦仲を良好に保つために最も大事なのは、ママの想いをいかに共有できるかです。そこでおすすめなのは、2020年に光文社から出版された「出産前の友だちよりも心配な友だちの夫に贈る100の言葉」という1冊で、先輩ママの実体験に基づいたリアルな言葉が綴られています。今回はその内容を参考にして、妊娠初期に知ってほしいママの想いと、それらの言葉にパパが答えるための対処法をお伝えします。

何でも聞かないで!

30代女性

ママだってはじめての出産で知らないことばかり。

妊娠•出産についてはママの身体のことですが、パパより先に情報収集しているから知っているだけです。何でも聞く前にパパも妊娠•出産についての情報を集めてみましょう。

家事を習慣化

30代女性

妊娠中の妻と子どものために家事を率先してやってみて。

妊娠中のママはつわりや体調不良で思うように身体を動かせない日があります。前のように動けなくても、がっかりしないであげてくださいね。むしろ妊娠中よりも産後の方が育児で忙しくなり家事は二の次になってしまうため、今よりもっと家は散らかるでしょう。家庭をママに任せきりなパパなら、家事を覚えることこそがママの助けになります。

不安なときこそ

30代女性

「大丈夫」この一言に救われました。

お腹に宿っだ命を出産までちゃんと守れるのか不安でいっぱいなとき、パパからの優しい言葉が何よりも心の支えになります。「無理しないでね」「一緒に頑張ろう」などの気遣う言葉をママは嬉しく思います。

子どもが産まれたら夫婦の時間が減る

20代女性

出産前は意識的に少しでも長く一緒にいてあげて。貴重な夫婦の時間だよ。

出産後はそれまでの生活リズムが一変し、赤ちゃん中心の生活になるので、二人でゆっくり過ごせなくなります。つわりや大きくなるお腹の影響で、妊娠中は外出が難しい場合があるため、家でのんびり過ごすだけでも大丈夫ですよ。

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