卒乳はどうやってする? パパにも協力して欲しいポイント~パパと幼児の楽しい食事講座 #2~

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卒乳はどうやってする? パパにも協力して欲しいポイント~パパと幼児の楽しい食事講座 #2~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

授乳は親子のスキンシップができる大切な時間ですが、母乳に含まれる栄養素は子どもが1歳になるころには大幅に減少しており、たくさん飲んでいても栄養不足になる恐れがあります。また母乳やミルクだけでお腹が満たされてしまうと食事や水分を摂取しない原因になってしまうため、卒乳を目指すことも幼児食をスムーズにすすめていくために必要なプロセスです。

卒乳に対する子どもの反応にはかなり個人差がありますが、母乳やミルクがもらえなくなってしまうと、ショックで泣き出してしまう子が多いため、大半のママが苦労しています。そんな子どもに接する際は、時間をかけて子どもの感情と向き合うことが卒乳成功のカギとなるでしょう。だからこそ、ママにはパパの協力が必要で、一緒に子どもの卒乳をサポートしてほしいと願っています。今回は卒乳を体験した先輩パパ•ママの話、卒乳のメリットについて、そしてパパも大活躍できる卒乳方法などを紹介します。

3つの卒乳スタイルと卒乳の時期

1歳前後になると離乳食が進み主な栄養源が食事になるため、そろそろ卒乳してもいい時期にはなりますが、大好きな母乳やミルクを取り上げてしまってもいいものか悩みますよね。すべての子どもが経験する卒乳において、一番大変なのは子どもの気持ちといかに折り合いをつけるかという点です。そんな卒乳は次のような3つのスタイルに分かれます。

  • 自然卒乳
  • 授乳の負担を軽減するための計画的な卒乳
  • やむを得ない理由での卒乳

それでは先輩パパ•ママの体験談を交えて各スタイルでの卒乳方法を紹介します。

※子どもの意思とは関係なく授乳を終わらせることを「断乳」といいますが、2002年には母子健康手帳から「断乳」という言葉が削除された経緯も踏まえ、こちらの記事では「卒乳」という言葉で統一しています。

自然卒乳

母乳やミルクはこれまで子どもの大切な栄養源だったと同時に、子どもにとって安心できるものでもありました。そんな安らぎの時間が急になくなってしまうと、母乳やミルクが大好きな子ほど、大きなショックを受けてしまいます。子どもに強いストレスを与えないためにも、自分の意思で母乳やミルクを卒業するのを待つというのが「自然卒乳」という考え方です。

子どもからやめるのを待つ

30代女性

おっぱいがないと眠れない娘には納得できる形で卒乳してほしかったので、時間はかかりましたが自然卒乳を待ちました。3歳になって幼稚園に入園してから、他のお友達はもうおっぱいを飲んでないと知ったことで、あまり欲しがらなくなり自然と卒乳ができました。

このように自然卒乳では子どもが自分の意思で卒乳するのを待つか、子どもの気持ちを促してなるべく自然に卒乳できるようにします。子どもの気持ちに寄り添っているぶん、急に母乳やミルクをやめた場合よりも子どもが受けるショックは少なく、欲しくて泣くことも減るため、時間はかかりますがパパ•ママも穏やかに卒乳と向き合うことができるスタイルです。

授乳の負担を軽減するための計画的な卒乳

授乳は身動きが取れずにもどかしいだけでなく、同じ姿勢が続くので肩凝りの原因にもなってしまいます。母乳育児をしているママにとっては、母乳に影響が出る食べ物を遠ざけて生活しなければならないため、制限の多い生活に疲れてしまうこともあるでしょう。ミルクを毎回調乳するのも手間がかかるし、哺乳瓶は歯が生えそろう3歳まで続けていると歯並びに影響が出ると言われているので、早めにやめさせたいと考えるパパ•ママもいます。

事前に卒乳する日を伝えて

30代女性

子どもが納得できる形で自然に卒乳させてあげたかったけど、大好きなお酒が飲めない生活が3年も続いていたため、ストレスは最高潮に。発散できないことに私の方が限界を感じ、卒乳を決意しました。いざ卒乳となると、子どもが2歳になるまでたっぷりと母乳を飲ませてきたおかげか、意外とグズらずに我慢してくれました。子どもが頑張ってくれたおかげで、久しぶりにパパと晩酌の時間を楽しむことができました。

たくさん外で遊ばせて卒乳

20代男性

ミルクが大好きな息子に食事をもっと食べて欲しかったので、1歳以降の大型連休を利用して、たくさん遊ばせてミルクを忘れさせる方法で卒乳にチャレンジしました。朝ご飯が終わったら欲しがる前に公園、ショッピングモール、散歩、浜辺などにたくさん連れていきました。くたくたになるまで遊ばせた後は、ミルクを思い出す前にご飯とお茶を与え、ドライブ中に寝かしつけて家に連れて帰っていました。夜はどうしても寝る前に授乳することもありましたが、絵本を読みながらミルク無しで眠れた日を境に、飲まなくても平気になり、卒乳できました。

子どもから母乳•ミルクを卒業してくれたら嬉しい限りですが、それがいつになるのかは分かりませんよね。だからこそ食事中心の生活に切り替えていくために、長い期間待つのではなく、計画的に卒乳を進めたいと思うパパ•ママが選ぶスタイルになります。

やむを得ない理由での卒乳

母乳育児の場合はやむを得ない理由で卒乳を急ぐこともあります。妊娠、ママの体調不良や薬の服用を理由に卒乳をさせる場合は、すぐにでも卒乳するか、ミルクに切り替える必要があります。また入園やママの仕事復帰などのケースでは、夜だけ、土日だけというように、無理のない範囲で授乳を続けることも可能ですが、それも難しいときは卒乳させることになります。いずれの場合でも、子どもにとっては突然に授乳が終わるスタイルのため、しっかとしたアフターケアが大切です。

二人目を妊娠

20代女性

上の子が1歳3ヶ月ごろに二人目を妊娠していることに気づき、お腹の赤ちゃんのために仕方なくその日から卒乳させることに。今までおっぱい無しで寝たことがなかったので、寝方が分からなかったのか、初日の夜は2時間泣きっぱなしでした。何度も諦めてしまいそうになりましたが、3日目になると少し泣いたあとは我慢して寝てくれ、それ以降は欲しがらなくなりました。

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