こんなにあるの!?家庭に潜む名もなき家事たち
「食後の片付け」以外にも名もなき家事は、家庭のあらゆるところに隠れています。「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」の著者であるコピーライターの梅田悟司さんによれば、1日に行う名もなき家事を書き出していくと、その数は120にも達したそうです。
名もなき家事の例
- 子どもが飽きたおもちゃの片付け
- 飲み終わったコップやペットボトル・空き缶の片付け
- 製氷タンクに水を補充する
- 洗剤類の詰め替え
- 排水溝のゴミ取り
- 掃除機をかける前に、床に落ちている物を片付ける
- ゴミを分別してゴミ箱に入れておく
- 家電のメンテナンス
etc…
これらは本当に些細なことばりですが、120もの数が集まればすべてを片付けるには相当な時間と労力が必要です。「え?そんなものまで?」と思うものも中にはありますが、どれも共通するのは、放っていても一生片付かないということです。誰かが名もなき家事をやるまで終わりません。ママは「自分がやらなければ」という責任感で片付けようとしますが、1人でこなし続けるのはとても大変です。そして名もなき家事が負担となり、ストレスにもつながるのです。
ママがモヤっとする名もなき家事とは?
どんな家事の前後にも、名もなき家事は数多く隠れています。(株)ベネッセコーポレーションの口コミサンキュ!が行ったアンケートでは、「我が家の名もなき家事あるある」についての口コミを募集し、1200件以上の回答が寄せられています。そのアンケート結果を参考に、ママがどんな名もなき家事に毎日モヤっとしているのかをみていきましょう。
【裏返しに脱いだ衣類•丸まったままの靴下をひっくり返す】
洗濯物をひっくり返すのは地味で面倒な作業です。1~2枚ならまだしも、1回の洗濯で10枚以上も作業を毎日続けていたら誰でも嫌気がさしてきます。とくに冬場、洗い上りの洗濯物をさわるのはとても手が冷えます。少しでも早く干し終えて手を温めたいのに、いちいち洗濯物の裏表を直すのはもはや苦痛です。でもそのままで干したら、結局はたたむ時に直さなければならず、面倒な家事には変わりないのです。
【玄関で脱ぎっぱなしの靴の片付け・下駄箱へ入れる/靴を揃える】
玄関は家の顔です。来客が一番初めに見る場所で印象に残りやすいため、散らかった玄関はかなり恥ずかしいものです。さしずめネクタイが変に曲がったままで出勤してしまったような感じでしょうか。「だらしない」と思われないために、ママとしては片付けずにはいられないのです。またサンダルやスニーカー、革靴などが出しっぱなしだと、出入りの邪魔になり家族全員がモヤっとするでしょう。
【トイレットペーパーの補充•交換、芯を捨てる】
家族全員がトイレットペーパーを使い切っても知らんぷりしていたら、次に使う人がすぐに使えず困ってしまいます。ましてやトイレ内にトイレットペーパーのストックすら無くなっていたら、トイレの中でお尻が拭けないなんてことも。こまめにトイレットペーパーを補充し芯を捨て、きれいなトイレスペースを維持するのは、些細なことだけど必要な作業ですよね。
【脱ぎっぱなしの服を片付ける】
家族が脱ぎ捨てた服や靴下を1つ1つ拾い集めて洗濯カゴに入れるのも名もなき家事です。家族の人数分を拾い集め、そのたびに洗濯機まで往復する作業は意外と時間がかかります。また脱いだ上着をハンガーに掛けクローゼットに戻す作業もこれに含まれます。脱いだ人が片付けてくれればいいのですが、脱ぎっぱなしの家庭も多いようです。
【食事の献立を考える】
冷蔵庫の中身や栄養バランス、予算やその日の気分を考慮しながら毎日献立を考えるのも面倒な作業です。「今日は何食べたい?」と会話の中から献立のヒントを得ようとしても、「何でもいいよ」と返されてしまったら何もヒントが得られず、さらに大変さが増してしまうのです。