パパには見えていない! ママに任せっぱなしの名もなき家事とは?

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パパには見えていない! ママに任せっぱなしの名もなき家事とは?

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

名もなき家事をやらなくなったら数日で家は散らかり放題

もし名もなき家事を誰もやらなかったら、家庭は一体どうなるのでしょうか?必要最低限の家事をこなしていれば何日かは変わらず生活できるかもしれませんが、そのしわ寄せは必ず数日後に訪れます。補充されていない洗剤にトイレットペーパー、脱ぎ散らかして洗われなかった衣類たち、戻ってきた洗濯も裏返しのまま。きっと気持ちのいい生活ではなくなります。パパが名もなき家事に気づくのも、このような場面が多いようです。

名もなき家事に気づく場面

  • ママが入院や里帰り、旅行をして数日間いなかった
  • ママが風邪や怪我で動けなくなった
  • 産後、ママが赤ちゃんのお世話で忙しくなった
  • パパが育休や退職を機に、主夫を経験した

先輩パパからも、実際にこうした経験を経て初めて名もなき家事が見えたという声を数多く聞きます。たまの手伝い程度では理解できないということですね。

あなたはもしママが入院したらどうなるか考えたことはありますか?ママが入院中、治療費や入院費は医療保険などでカバーできたとしても、ママ不在の間はパパが子どもたちの日常生活をはじめ家族の暮らしを守ることになります。しかしパパが家事に不慣れだったら、家族のためにご飯を作ろうとしても調味料の置き場すら分からず右往左往。やがて名もなき家事を放置した影響で、家の中は散らかり家族の健やかな生活を守れなくなります。

ポイント

家の中が散らかり放題になってから、名もなき家事の重要性に気づいて絶望するよりも、いざというときのために日頃から家事スキルを磨いておくことが、大切な家族を守ることにつながります。

ママも大助かり!名もなき家事を減らす方法

大量の名もなき家事を毎日こなし続けるのは大変ですが、「誰かがやらなければ終わらない」という思いから、ママは他の人が気づく前に1人で片付けようとしてしまいます。しかしその大半は、小さな子どもでも覚えたらできるような、些細な作業の集まりです。家族の少しの気づかいで簡単に減らすことが可能です。ママ1人で名もなき家事を背負ってストレスをため込んでしまう前に、家族全員で向き合って解決していきましょう。

「次に使う時、次に使う人のことを考えて」という声かけ

家族全員で日頃から「次に使う時、次に使う人のことを考えて」という声かけを行うのが有効な手段の1つです。例えば靴下を脱ぎ捨てたままで洗濯されていなかったら、次に使いたい時に使えず、放置した自分自身が困りますよね。さらに裏返しに脱いだ靴下がそのまま洗濯されてきたら、履くときに困るのもやっぱり自分自身です。次に使う時を考えれば、裏返しにならないように脱いで洗濯カゴに入れておく方が、その後の自分のためになるでしょう。

またボディーソープを使い切っていたのに補充しないままだと、次に使う人は寒くても浴室を出て詰め替えを取ってこなければいけません。次に使う人のことを考えれば、使い切ったらすぐに詰め替えておいてあげる方が親切です。このように次について考えながら行動するのは、家事導線を意識しながら家事を行うのと似ています。でも家事導線を知らなくても、家族のため自分のため、と思えば自然と同じような行動がとれるようになります。家族全員が「次に使う時、次に使う人」を意識して行動できるようになれば、名もなき家事を格段に減らすことにつながります。

ポイント

ママ1人が声かけしていただけでは「ママのお小言」として聞き流されてしまうかもしれません。だからこそ、パパとママが協力して「次に使う時、次に使う人のことを考えて」と声かけを行うことで、家族の共通認識として習慣づけていくことが必要です。

習慣化できれば他の人が忘れていても、家族でフォローしあえるようにもなります。そして家族のためにしてくれた行動には「ありがとう」と感謝を伝えれば、言われた人は「またやろう」という気持ちになり、次のことを考えて行動する原動力となるでしょう。

家事ルールを誰でもわかるように「見える化」する

「使ったら元の場所に戻す」「無くなったら補充する」「汚れていたらキレイにする」という3つのキーワードは、健やかな生活を維持するのにとても大切なことです。しかし物の置き場や片付ける方法を、家族全員が1つ1つママに確認していたらキリがありません。だからこそ聞かなくても分かるように家事を「見える化」することで、名もなき家事を家族全員が理解できるようになります。そのためには次のような方法がおすすめです。

名もなき家事を「見える化」する方法

  • 脱いだ靴を揃える場所に、足形を貼り付ける
  • おもちゃ箱の中身の写真を、玩具箱の外側に貼り付けておく
  • 洗濯物を入れるかごを、みんなが脱ぐ場所におく
  • ゴミ箱に分別して欲しいゴミのマークをつける
  • 排水溝のゴミとりを、ゴミが溜まっていることが見えるタイプに変える

子どもとレジに並んだとき、順番待ちの場所を示す足形の上にわざわざ乗りたがったり、足の向きまでちゃんと揃えますよね。同様に子どもが見ただけで理解するマークが玄関にもあれば、家族全員が自然とその上に靴を揃えて置こうとします。また家族が服をリビングに脱ぎ散らかすのなら、あえてリビングの見えるところに洗濯カゴを置き、入れるように誘導すれば服を拾い集めるという作業がなくなります。

このように分かりやすくて簡単な工夫を取り入れれば、家族全員で家事に関わりやすくなり、自然と名もなき家事の量が減るでしょう。「見える化」するときのポイントは、小さな子どもでも分かるようにすることです。文字ラベルよりもイラストシールや写真を使い、子どもの届く位置に片付けるカゴや補充用のストックを置いておくことで、家族全員で家事を共有しやすくなります。

子どもにも教えたい!名もなき家事を減らす生活習慣

名もなき家事はパパだけでなく、子どもにも教えておく必要があります。いつか独り立ちする日に備えて、細かな家事を減らす生活習慣を身につけさせておけば、大人になってからも必ず役に立ち、それはその子の一生の財産になるでしょう。子どもは親の行動をよく見ていて、しだいに真似するようになるので、まずはパパが良いお手本になれるよう頑張って身につけていきましょう!

【参考文献】※「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」|株式会社サンマーク出版2019年刊

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