赤ちゃんと楽しみながらコミュニケーションをとる方法
赤ちゃんは遊びながら脳や体を発達させていくので、パパとのお風呂タイムを通して楽しいコミュニケーションが取れば、とてもよい刺激になります。さらにお風呂が楽しい場所だと気づけば、赤ちゃんの方からパパと積極的にお風呂に行きたがるでしょう。特別なおもちゃがなくてもお風呂でできるコミュニケーションは意外とたくさんあるので、まずは体や身近なものを使って赤ちゃんと楽しんでみましょう!
楽しそうに笑いかけながら話したり歌ったりする
何よりも基本は、笑いかけながら話すのが一番簡単で始めやすいコミュニケーションです。赤ちゃんも楽しそうな雰囲気で安心できますし、1対1で会話をする練習にもなります。話す内容はその日あった出来事を話したり、赤ちゃんの成長を褒めたり、赤ちゃんの「うー」「あう」というような言葉を繰り返してみたりするだけでも大丈夫。「お湯」「石鹸」「タオル」など単語を教えるのもおすすめですが、大切なのはいろいろと楽しそうに語りかけてみることです。
【参考文献】※『0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児』|小学館2001年刊
でも会話のできない赤ちゃんに話しかけても返事は無いし、何を話したらいいのか分からないというパパはお風呂ソングを歌ってみてのはいかがですか。楽しい雰囲気を簡単に作れますし、曲を流しながらお風呂に入り、歌に合わせて赤ちゃんと体を揺らすだけでも楽しいですよ。YouTubeの子ども向けチャンネルやテレビのこども番組で流れている曲のような、楽しくて歌詞を覚えやすいものを選びましょう。
赤ちゃんと向かい合ってこちょこちょ、手遊び歌
体育座りになって赤ちゃんの背中とお尻をパパの膝とお腹で支えるようにすれば、お風呂で赤ちゃんと向きあて座れ、なおかつ両手を動かすことができます。そしてで赤ちゃんが大好きな、体をこちょこちょくすぐる遊びをすれば、パパも赤ちゃんも楽しい時間が過ごせます。
また手遊び歌の「とんとんとんとんひげじいさん」や「あたま・かた・ひざ・ぽん」など、狭い浴槽でも遊べる手遊び歌をいくつか覚えておくと幅が広がります。一緒に手遊びをし始めるのは1歳を過ぎてからだとは思いますが、赤ちゃんの手を持って動かしてあげるだけでも良い刺激になります。おすすめの曲は「お風呂屋さんに行こう」という手遊び歌で、お風呂に入る前から歌い始めると、楽しくお風呂に誘導できます。YouTubeで検索すればすぐに見つかりますよ。
手が塞がっていてもできるにらめっこ、いないいないばあ
お風呂の間はずっと赤ちゃんを抱っこした状態なので、手遊びが難しい場面もたくさんありますが、顔を使う「にらめっこ」なら両手が塞がっていても赤ちゃんと遊べます。赤ちゃんが「にらめっこ」に興味を示せば、泣きそうになる前に面白い顔をつくり、楽しくなるように誘導しましょう。また「いないいないばあ」も手が使えなくてもできる遊びで、下を向いて顔を隠し、「ばあ!」と顔を上げれば赤ちゃんが喜びます。キャラクターのおもちゃを使って「いないいないばあ」としても喜びますよ。
泡やシャボン玉を使った遊び
ソープの泡などを触らせてあげるだけでも、赤ちゃんにとっては楽しい遊びです。手についた泡を目や口に運ばないようにだけ注意してあげれば、泡のふわふわ感を楽しんだり、消えてなくなるのを眺めたりと赤ちゃん自身が楽しみ方を見つけます。
パパがシャボン玉を作って見せてあげるのも、赤ちゃんの好奇心を刺激します。シャボン液はボディーソープを少し水で薄めれば作れるので、切り込みを入れたストローや、ワンドと呼ばれる輪っか状のアイテムを自作すれば、すぐに始められます。もっと簡単にシャボン玉を楽しみたい方には、ホームセンターなどで販売されているシャボン玉マシンもおすすめですよ。お風呂の水がかからない場所に設置すれば、自動でシャボン玉を飛ばしてくれるので、のんびり眺めながら入浴できます。
道具を使って、お水をジャー
シンプルですが「お水をジャー」とするだけの動きでも赤ちゃんは喜びます。シャワーや水道の水が落ちるのを眺めるだけでも楽しそうですが、パパが道具でお水を汲んでジャーと流す方がより赤ちゃんの興味を引けます。お水を汲むアイテムは何でもよく、大小さまざまなコップやスプーン、じょうろや穴を開けたペットボトル、ビニール袋を使っても楽しんでくれます。赤ちゃんが成長すれば、空の洗剤ボトルやスプレーボトルにお湯を入れて水鉄砲にすればさらに喜ぶので、ぜひ試してみてください。