家の掃除でついつい見落としがちになる場所の代表がトイレです。小さな子どもがいる家庭では汚すこともたびたびですが、1日に使う時間が短いため気になったとしても、次に......と後回しにすることありませんか。その結果、後に使った家族はきっとモヤッとしているはずですし、自身がそう感じたこともあるでしょう。でも使った時のちょっとした心がけでトイレは快適な空間をキープできるのです。この記事では年中、家族全員が快適にトイレを使うための掃除のイロハをご紹介します。大切な家族のために、パパがしっかり覚えてくださいね。
使った時の簡単な作業が基本
仕事に子育てと慌ただしい毎日の生活で1人になってリラックスできるのがトイレです。動物にとってトイレは自身の縄張りのようなもので、他に侵されたくないパーソナルスペースともいわれる大切な空間で、私たちの中にもそうした潜在意識が残っているようです。トイレは単に排泄するだけの場所ではなく、心を落ち着かせたり気分をリセットできる大切な空間と感じています。しかしそこが汚れていたり嫌な匂いがしているとリフレッシュできる場所には不向きになってしまいます。小さな子どもがいるとトイレをいつも清潔に保つのが難しいと感じる方が多いようですが、毎日のわずかな作業で心地良い空間をキープすることが可能なのです。
毎回、使った直後にサッと拭くのがポイント
トイレの主な汚れは尿石にホコリや水垢が結びついたもので放置すると黒カビになり、さらに落ちにくい頑固な汚れとなってしまいます。それを防ぐ一番の方法はトイレは使う度にサッとお手入れをすることで、汚れは落ちやすくなり匂いも発生しにくくなります。「用を足した時に便座とフチをサッと拭く」、「朝のトイレの際に床をサッと拭く」、「就寝前に便座の裏をサッと拭く」というふうに作業を小分けにして行うと1回の作業は30秒程度で終えることができるので毎日の習慣にするように心がけましょう。
そのために、すぐに拭けるように市販のトイレシートやトイレ用洗剤の常備が必要です。敏感肌の方の対策や自然由来のタイプをこだわる方は重曹やセスキ炭酸ソーダがおすすめです。これらはアンモニアからの匂いの発生を防ぐ効果があるのでトイレのお手入れに適しています。水で薄めてスプレー容器に入れて常備しておくと便利で、重曹スプレーは水200mlに小さじ2杯程度、セスキ炭酸ソーダは水500mlに小さじ2杯程度を目安に作ってください。
週に1度、5分の拭き掃除を
便器や床以外の場所は週に1度の拭き掃除がおすすめです。まず天井・壁からドアノブと上から下へとホコリをとっていき、あわせて照明器具や小物類なども拭いておきましょう。ホコリはトイレットペーパーを使う時に出るチリなどが集まってでき、隅の方にたまりやすいので手を伸ばしてしっかりとってください。ワイパーなどを使えば高い所や狭い所まで届くので便利です。
次にトイレタンク・水栓・便器のフタと拭いていきますが、トイレタンクの底部分や便器の後ろなども忘れないようにしましょう。その際、便器の脚や床との境目には尿がこぼれていることも多いので念入りに拭くことが必要です。排泄物が付着しやすい便座の裏も週1回の入念な拭き掃除で黄ばみや嫌な匂いの発生をかなり防ぐことができますし、これだけの拭き掃除でもトイレ空間の広さならで5分程度で終えれるのでパパの休日の習慣にしてくださいね。
便器の中の汚れは見つけたらスグに掃除を
最初にお伝えした、使った直後にサッと拭くお手入れの際に、便器の中に汚れを見つけた場合は、面倒がらずにスグにお手入れするようにも心がけてください。汚れにトイレ用中性洗剤や重曹スプレーなどをかけてトイレブラシでこすればわずかな時間で落とせます。汚れを見つけたらスグにこすることで、黒カビなどの頑固な汚れを防ぐことができきるので意識しておきましょう。