掃除と片付けが苦手なパパもできる「ついで家事」について、前篇ではリビングや玄関のお手入れなどをお伝えしました。後篇は水回りを中心に、毎日簡単に続けられる掃除の仕方をご紹介します。
トイレ、お風呂、洗面所、キッチンなど水を使う場所は、なんとなく掃除が大変だというイメージがあり、つい後回しになっていませんか?放っておくとヌメりやカビが発生しやすいので、かえって負担を増やしてしまいます。水回りを清潔に保つコツは、汚れを溜めないようにすること。使ったついでにサッと動く習慣をつけて、こまめにきれいにしましょう。
洗濯機から衣類を取り出したあとは周囲をサッと点検しよう
子どもがいると、どうしても洗濯物が増えてしまい1日に何度も洗濯機を回すこともあるでしょう。子どもの洋服には食べ物の染みなどが付きやすいため、洗濯槽が一段と汚れやすくなります。そんな洗濯槽に水気と洗いカスが残ったまま放置していると、いつの間にかカビが発生していることも。洗濯物が洗いあがった後、取り出したついでに、すこし作業をプラスするだけで、日々のトラブルを未然に防ぐことができます。
まずは、拭き取り用のぞうきんを洗濯機周辺に常備します。洗濯が終わった後の洗濯槽をサッと拭いて表面の水分を取り除き、ゴミ受けは毎回捨てることから始めましょう。慣れてきたら排水溝まわりの点検も一緒にしてください。ホースが破れていないかどうかのチェックも忘れずに。また、柔軟剤入れや洗剤受けなどはヌメりが付きやすいので、水で軽く流しておきましょう。
トイレのついでに汚れをひと拭きしよう
トイレは1日に何度も使うからこそ、清潔にしておきたい場所です。特にトイレトレーニングが始まっているおうちのパパ・ママは、衛生的にも気になることでしょう。毎回全ての汚れを取り除くのは大変ですが、サッと拭き掃除をしておくだけでも後の負担が軽減されます。まずは、トイレシートを常備します。使うたびに汚れる便器の表と裏、そして便器の周りも拭くようにしてください。トイレシートは除菌に加えて、消臭効果を兼ね備えたものが大半なので、いやなニオイの発生を同時に抑えることもできます。
トイレットペーパーに吹き付けるだけで除菌シートに早変わりするスプレーもおすすめです。家族の人数やトイレの使用頻度に合わせて、パパ・ママで話合って使いやすいものを取り入れてくださいね。
お風呂に入ったあとは汚れの予備軍を流しておこう
お風呂も入浴直後のお手入れが有効で、全体が暖かく、湿度も高いため、汚れを落とすのに最適なタイミングになります。家族みんながお風呂を使うと、湯船には垢が、壁や床にはシャンプーなどの石鹸カスと皮脂などが飛び散っています。一番最後にお風呂に入る人は、お湯を抜いた次に温かいシャワーで湯船と浴室の壁、床を流すようにしましょう。温水で流したままにしておくと、ヌメりとカビ繁殖の原因になるので、最後に冷水で流すことを忘れないでください。お風呂場の鏡には、頑固な水垢が付かないように、シャワーで流したあとは吸水タオルでサッと拭くか、ワイパーをかけておくようにしましょう。
排水溝も忘れずにチェックします。濡れた状態では触りづらいですが、ティッシュを使うと手が汚れません。落ちた髪の毛にシャンプーやリンスなどが絡んだままにしておくと、ニオイが発生しやすいので、こまめに取り除いておきましょう。