妊娠中期(16~27週)のマイナートラブル<後篇>上の子どもやパパ自身への気配り~パパのためのマタニティセミナー#10~

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妊娠中期(16~27週)のマイナートラブル<後篇>上の子どもやパパ自身への気配り~パパのためのマタニティセミナー#10~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

妊娠中期に知っておきたいパパのマタニティブルーとは

妊娠中のママを支えようと、頑張ってサポートを心がけてきたパパは、仕事と家庭の両立に疲れてきたころかもしれません。パパのためのマタニティセミナー#2でも少しお話ししましたが、妊娠・出産への不安を感じるのはママだけでなく、パパも同じです。Ann Gen Psychiatryで2020年に発表された「日本人男性における周産期うつ病の有病率」の論文によれば、日本では父親が産前にうつ病になる確率は8.5%で、さらに産後になるとその確率は8.2%~13.2%へと増加します。つまりママの妊娠中から産後12ヶ月までの間に、マタニティブルーを経験しているパパは意外と多いのです。

父親になることは嬉しいはずなのに、なぜだか素直に喜べない。もしそのように感じることがあれば、責任感や疲労、ストレスなどから、パパもマタニティブルーになっているかもしれません。そこで次の3つの方法を試して気持ちをリフレッシュし、妊娠後期〜産後の育児に備えましょう。

  • しっかりと休息をとる
  • ママとたくさんコミュニケーションをとる
  • 先輩パパ・ママの体験談を聞いてみる

では、それぞれのポイントについて解説していきます。

しっかりと休息をとる

マタニティブルーの症状が表れているときは、疲労やストレスを溜め込んでいるときです。仕事と家庭を両立させようと頑張りすぎるあまり、1日のタスクをどんどん増やしてしまい、心と体を癒すことが後回しになっているのです。

気持ちが落ち込んでいる状態では、物事を悪い方にばかり考えてしまうので、しっかりと休息をとりましょう。ママの体調が落ち着いてくる妊娠中期であれば、パパが羽を伸ばす時間も作りやすくなるので、友人との時間や趣味の時間を楽しむのがおすすめです。ただ、ママと一緒にできないことを連日パパだけが楽しむのはNG。赤ちゃんのためにたくさんのことを我慢しているママの存在を忘れず、事前に「飲み会に行ってもいい?」と確認してから適度に息抜きをしてください。

ママとたくさんコミュニケーションをとる

子育ては夫婦の共同作業なので、コミュニケーションをとりながら協力することが重要です。しかし、普段の会話を疎かにしていると、いざ相談したいと思ってもタイミングが掴めず、悩みを抱え込む原因になってしまいます。経済的な不安や、仕事の悩み、父親になるプレッシャーのような、男性の立場からくる悩みをママに相談するのはかっこ悪いと思うかもしれませんが、不安なときには相談できる相手が必要です。いつも身近にいるママにこそ一番気持ちを打ち明けやすい人ではないでしょうか。

親になる不安感や責任感はママも感じていることなので、ひとりで抱え込まずに話してみましょう。加えて経済的な不安や、仕事への不安が一番の悩みなのであれば、職場環境を変えることが解決の糸口となる場合もあります。ママに仕事のことを話すのも、自分の気持ちを整理することにつながるで、試してみてください。

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先輩パパ・ママの体験談を聞いてみる

家事や育児に協力的な「イクメン」になろうと努力するのは素晴らしいことですが、仕事と家庭の両立は想像以上に大変です。家事があまり得意でないパパは、ママのようにできないことに責任を感じたり、頑張ろうとして逆に失敗してしまったりと、うまくいかずに落ち込むこともあるでしょう。

でも、先輩パパ・ママに家事や育児の話を聞いてみること、意外とたくさんの失敗や苦労を経験しており、むしろ完璧にこなせている人の方が稀だと分かります。思い通りにならないことの連続でも生活は成り立つし、子どもも成長していくので、完璧にこせなくても大丈夫だと前向きな気持ちになれるでしょう。また、その課題を乗り越える工夫や方法を教えてくれることもあるので、家事、育児に対する視野が広がります。書籍やインターネットから体験談を知ることもできるので、ぜひ探してみてください。

家族のコミュニケーションをお忘れなく

忙しいときや気持ちが落ち込んでいるときは、家族のコミュニケーションを忘れがちになってしまいます。しかし家族間で意思疎通が減ってしまうと、それぞれの考えにすれ違いが生まれ、お互いの気持ちが分からない原因になります。夫婦の会話がなければ家事や育児の分担がうまくいかず、仕事の押しつけあいになってしまうので、忙しくても会話を忘れないようにしましょう。また、上の子に関心を向けていなければ不安にも気づけないので、毎日少しづつでも向き合う時間を作るように心がけたいですね。

次回は産まれてくる子どもの性別がわかったときのパパ•ママの想いや、判明した際にどのような対応をすべきかをお伝えします。

【参考文献】
※『最新! 初めての妊娠・出産新百科mini 』|株式会社ベネッセコーポレーション2021年刊

※『はじめてのママ&パパのしつけと育脳 』|株式会社主婦の友社2017年刊

監修

ゆう助産院 今井智圭子院長

母子のことを第一に考え、自然なお産、楽しい育児を全力でサポート!がモットーの助産院。

明るくアットホームな環境で、頼りになる助産師が、妊産婦さんの心に寄り添って応援してくれます。

妊娠出産育児 | ゆう助産院 | Higashiosaka (youjosanin.com)

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