子育てや仕事と日々忙しいパパにとって、1人で転職活動を行うのは想像以上に大変なことです。そんな時に転職エージェントは無料で利用することができ、一緒に活動をサポートしてくれるので転職を考えているパパにとってはとても心強い味方になります。そこで今回は転職エージェントが実際にしてくれるサービス内容と利用する際の注意点について詳しく解説します。転職を考えている方はぜひ参考にしてしてください。
転職エージェントが求職者に行ってくれること
転職エージェントが求職者に対して、行うサービス内容を順番に紹介します。転職エージェントを利用する前にサービスの流れや内容をしっかり理解することで、転職エージェントを有効に活用し、スムーズな転職活動が可能になります。
面談･キャリア相談
求職者が転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーもしくは仕入れ担当者から電話が入ります。そして、現在の状況や簡単な職歴を聞かれ、｢あらためて、詳しい話を聞かせてほしい｣という流れで面談の調整に進むのが一般的です。30分くらいの面談時間で、キャリアなどについて詳しくヒアリングされます。経歴は正確に伝え、アピールポイントや希望条件も明確に示すことが大切です。
転職エージェントもビジネスとして面談をしていますから、しっかりと転職の意思を伝えて、本気で考えていることをアピールしておく必要があります。なぜなら、この面談での所感を踏まえてキャリアカウンセラーが推薦状を作成するため、応募先の書類選考時に大きな影響を与えるからなのです。
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“推薦状”は選考に影響するのか｜パパの転職は転職エージェントを有効活用
転職エージェントが作成する「推薦状」について解説します。推薦状は、転職エージェントが作るあなたのPR書です！書類選考通過率を大きく左右するものになりますので、転職エージェントを利用して転職するなら、ポイントを押さえておきましょう。育児、子育てで忙しいパパは特に転職エージェントを活用してみましょう。
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求人の紹介･求人企業の情報提供
転職エージェントは面談で得たキャリア情報や希望条件をもとに、候補となる採用企業の求人を紹介してくれます。しかも転職エージェントはただ求人票を管理しているだけではなく、実際に企業に足を運び、人事と話すことが多いので、会社の雰囲気や人事の特徴、社長の性格など、求人票からではわからない企業の深い情報まで教えてくれる場合もあります。さらに転職エージェントは｢非公開求人｣という一般的には公開されていない求人情報も所有しているので、自分自身で求人を探すより選択肢が広がるのです。
履歴書や職務経歴書の添削
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の作成についてもしっかりサポートしてくれます。面談を通して、自分では気づかなかった強みやアピールポイントなどを教えてくれるのでより魅力的な応募書類を作成することができます。また自分で作成した応募書類を添削してもらうことも可能です。
自分だけで、魅力を最大限に伝えられる応募書類の作成はなかなか難しいものです。転職エージェントは常に求職者の履歴書や職務経歴書などの応募書類を見て｢どうやったら書類選考を通過できるか｣を考えているので、添削してもらうことはとても効果的です。各企業の人事担当者によって、応募書類の評価方法も変わってくる場合もあるので、転職エージェントにアドバイスをもらうことがおすすめです。
面接対策
転職エージェントは面接対策まで行ってくれます。転職活動を始めて行う方や久しぶりの面接を行う方にとっては魅力的なサポートです。面接対策の方法は転職エージェントによって多様で、オンラインで実施するケースもあれば対面で行うときもあります。ですが、転職エージェントはすべての求職者に面接対策を実施するのではありません。たいていの場合、転職エージェントは数十人もの求職者の対応を同時に行っているため、時間に限りがあります。おのずから面接対策も可能な範囲での対応となるので、積極的に自分から面接対策をお願いしていくのが得策です。
面接日の調整
転職エージェント経由で応募すると、面接日の調整まで対応してくれます。現在の仕事をこしながら転職活動を行う方はにとても便利なサポートです。転職エージェントに上手く面接日を調整してもらうポイントは、自身の可能なスケジュールを細かく伝えておくことと、応募企業への志望指数(熱意)を伝えておくことになります。
雇用条件の交渉、入社までのサポート
転職エージェントは、内定後に提示される雇用条件の交渉や確認においても力強いサポートが期待できます。企業から提示してもらった年収が納得いかない場合、その交渉を受け持ってくれます。自分1人で企業と交渉をするのは難しいものですが、家族を背負うパパには給与面で決して譲れないラインがあるはずです。その場合は転職エージェントに素直に相談し動いてもらうことで、スムーズな解決につながります。
転職エージェントを利用する際の注意点(デメリット)
育児や子育てと現職の仕事の間に転職活動をするパパにとっては、転職エージェントを使うことはたくさんのメリットがあります。しかし利用の際には注意すべき点(デメリット)も存在します。この点をしっかりと理解して上手く利用することが大切ですので、ここではその点について紹介します。
転職エージェントを利用するメリットや仕組みについてはこちらを参考にしてください。
営業(誘導)で希望が曲げられる
転職エージェントも、当然、営利企業で利益を出すために活動しています。求職者の転職活動を無料でサポートしているだけのボランティアではありません。転職エージェントは他の企業と同様に、売上を日々追っており、営業担当者にはそのノルマも存在します。もちろん求職者の話を聞いてくれるキャリアアドバイザーも同様です。求職者自身が、自分で考え主体的に転職の意思決定をしているつもりでも、人材紹介会社の担当者の営業(誘導)により、本来の想いとは違う内容で転職先を決めてしまうケースもあるので注意が必要です。
転職先の懸念点を求職者に伝えず、半ば無理やり特定の企業を紹介してきたり、自社の売上に固執し、内定後に入社を強要してくる転職エージェントなども存在します。決してエージェントの言われるがままに転職活動を進めてしまわず、冷静に判断しエージェントしっかり見極めて利用しましょう。
対応してもらえない場合も
転職を繰り返しいる人や、逆に職歴が極端に少ない人などは転職エージェント側が積極的に対応してくれないケースもあります。転職エージェントも売上のために活動してるので、魅力的と判断されない求職者には力を入れた対応は望めません。せっかく依頼しても、｢良い求人があったら、また連絡させていただきますね｣などとスグに動いてくれず、そのまま時間だけが経過してしまう恐れがあります。万が一、そのような対応になれば、親身に対応してくれる別の転職エージェントを探すことが大切です。
またサポート期間が決まっている転職エージェントもあり、転職活動が難航すると対応をしてもらえなくなる場合もあります。サポートが無期限の転職エージェントでも3カ月くらい転職活動が続くと対応を後回しにされるので注意しましょう。
過度の心配をしないように
転職エージェントを利用している求職者がよく落ちる心配事があります。企業は転職エージェントからの求職者を採用した場合、紹介手数料を払う仕組みですが、この手数料が意外に高く、求職者の年収の30%～35％が相場になっています。一方、企業が独自で募集した求職者は採用しても紹介手数料などは発生しません。同じレベルの候補者がいた場合、費用が掛からない方を優先して採用する可能性が高くなるのではないか?という点です。
ただ企業側も有能な人材を確保したいために転職エージェントに求人を依頼しているので、上記のような心配事はほとんど無く、それに求職者が振り回されること自体がマイナスです。自分に合った転職エージェントとしっかりタッグを組んで進めていくことが何より大切です。
転職活動は複数のエージェント利用がおすすめ
転職エージェントは、現在では転職相談から求人紹介、内定後のサポートまで幅広くサポートしてくれる力強い存在になっています。転職エージェントも多くの会社が存在するので1社だけに頼るのではなく、複数の転職エージェントに意見を聞くことをおすすめします。その上で、複数の転職エージェントを利用していくことが転職活動をスムーズに進めることになり、かつデメリットの対策にもなるのです。
子育てや仕事で忙しいパパは積極的に転職エージェントを利用して、理想の家族像を実現するための転職をぜひ成功に導いてください。