脳の発達を促す幼児食とは? 栄養と刺激を与えよう~パパと幼児の楽しい食事講座 #11~

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脳の発達を促す幼児食とは? 栄養と刺激を与えよう~パパと幼児の楽しい食事講座 #11~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

食事を通して脳に刺激を与える方法

料理を見て、匂いを嗅ぎ、食感を楽しむことで子どもの脳は刺激されます。食事を通して発達を促すために、脳細胞を活性化させる次の3つのポイントを意識しながら食事を準備してみましょう。

さまざまな食材や料理で五感を刺激する

子どもは食事をするとき、五感でさまざまな情報を感じ取り、脳をフル回転させています。食卓を前にすると、まずは視覚と嗅覚を使って料理を観察し、脳が食べたいと感じたら手を伸ばしますよね。口に入れたら味覚が働くだけでなく、食べ物の硬さや温度を触覚で感じとり、咀嚼音は聴覚を刺激します。このように食事は、五感すべてに貴重な経験を与えてくれる成長の場になるのです。

とくに初めての食材や料理を食べるときは、いままで出会ったことのない味や匂い、食感を知ることができ、子どもにとって新たな体験・学びになります。離乳食期と違い食べられる料理の幅も広がるので、アレルギーに注意しながら、これまで食べたことのない食材や料理にチャレンジする機会を作ってあげましょう。

よく噛んで頭の働きを活性化する

顎を動かしよく噛んで食べると、脳の広い範囲で血流が促され、神経細胞の働きが活発になります。また、咀嚼することで舌の味蕾が甘さや酸っぱさなどの味を感じ取り、その信号が脳を目覚めさせるという効果もあります。満腹中枢が刺激され食べ過ぎ防止になったり、消化が良くなるという効果も期待できるため、脳にも身体にも良い影響を及ぼします。咀嚼力は子どもの成長に合わせて硬さを調節し、噛む練習をしなければ身につかない能力のためパパ・ママがしっかり見守ってくださいね。

一緒に食事をする中であまり噛んでいない様子なら、子どもの反応を見ながら硬さを調節し、よく噛んで食べる練習を手伝ってみましょう。噛みにくそうな料理はキッチンバサミで小さくカットしたり、電子レンジで加熱して柔らかくしたりと工夫すれば、その都度調節できます。逆に柔らかすぎて飲み込んでいるようなら、大人の食事から少し硬めな料理を取り分けて食べさせてみるのもおすすめです。そして、テレビに気を取られて噛まずに飲み込んでしまう場合もあるため、食事中はテレビを消しておくようにしましょう。

規則正しい食事で定期的に刺激を与える

発達に必要な成長ホルモンが多く分泌されるのは就寝中です。しかし、親の食事に合わせて遅い時間に食べさせてしまうと、その影響で就寝のタイミングまでズレ、睡眠不足になってしまいます。睡眠時間が足りないと成長ホルモンがうまく分泌されない原因になるので、子どもの時間に大人が合わせて食事をすることが、成長には何より大切です。パパの帰宅が遅くなる日は、ママと子どもだけで先に食べてもらい、規則正しい食事の時間を守ることを重視しましょう。

また、休日でも規則正しい食事で脳に定期的に刺激を与え続けることが自律神経の乱れを防ぐことにも繋がります。普段は仕事で遅くなり、一緒に食事ができないというパパなら、休みの日こそ子どもの時間に合わせて食卓につくよう心がけましょう。

発達のサポートは毎日コツコツ続けよう

1歳半~6歳ごろまで続く幼児食期は、子どもの脳と身体を育みます。4年半という長い期間、毎日バランスを考えて、何品も料理を作るのはとても根気のいる作業ですよね。そのため、無理のない範囲で生活に取り入れ、毎日コツコツ続けていくことが大切です。つい大人が食べたいものを中心に食事を用意してしまう日もありますが、子どもの将来のためにも、脳を活性化させる工夫をプラスしていきましょう。

11回に渡って離乳食完了後の食事についてお伝えしてきた幼児食シリーズは、今回で最終回です。幼児食では、離乳食よりも食べられる料理の幅が広がり、大人に近い食事ができるようになります。毎日仕事で忙しいパパでも、食事を通して子どもと深いコミュニケーションが取れるようになるので、こちらの記事が親子の絆を深めるきっかけになることを願っています。

【参考文献】

※『はじめてのママ&パパのしつけと育脳 』|株式会社主婦の友社2017年刊

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