『カレーの日に楽しみたい♫今、注目のレトルトカレー』~子どもと一緒に食を考える #30

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『カレーの日に楽しみたい♫今、注目のレトルトカレー』~子どもと一緒に食を考える #30

Terry Naniwa

Terry Naniwa

編集・ライター稼業に従事すること30余年。 子育ては卒業も、新米パパ&ママに先人の教えや 大切な伝統を発信することをライフワークに活動中。 明治、昭和、平成と時をこえて今も息づく暮らしの知恵を 届けます。

もうすぐ1月22日「カレーの日」がやってきます。これは1982年に、社団法人全国学校栄養士協議会が、学校給食週間の前に、子どもたちに好まれていたカレーを全国の学校給食メニューとして提供を呼びかけたことにちなんでいます。もちろん子どもだけでなく、カレーは国民食とも称されるように、パパキャリ世代のパパ・ママにとっても馴染の深いメニューといえるでしょう。今回は、この「カレーの日」に因んだカレーの歴史のお話とともに、ぜひ食べて欲しい、注目のレトルトカレーをご紹介します。お味の評価も、おなじみ“みうママ”がしっかりジャッジしてくれていますよ。

カレーが国民食と称されるようになった訳は?

インド発祥のカレーは1772年に初代ベンガル総督のウォーレン・ヘイスティングが母国イギリスに持ち帰ったとされています。彼は、複数のスパイスを混ぜた調味料(カレー粉の原点)とベンガル地方の主食であったインディカ米をイギリス本国に運び、それがさまざまな改良を経て欧風カレーの基となりました。

特筆すべき点は、欧風料理の定番シチューの料理法を真似て、小麦粉でとろみをつけたものが基本レシピとなったことです。この「カレー粉+小麦粉」という調理法は、インドのカレーには見られないもので、ここに日本でカレーが受け入れられた最大のポイントがあるのです。

やがてイギリスのB&C(クロス・アンド・ブラックウェル)社がカレー粉を商品化し、日本にもそのレシピとともに伝わりました。イギリスへはインディカ米が一緒に伝えらていましたが、幸い日本には古くからジャポニカ米のご飯がありました。イギリスで小麦粉が加わりとろみが付いたカレーが、日本のご飯にベストマッチしたのです。

江戸風俗研究家でエッセイストの故・杉浦日向子が興味深い説を残しています。カレーが明治から大正にかけて全国に普及した背景には、江戸時代に慣れ親しまれた2つの料理があったからとの分析です。1つが、ご飯に汁物をぶっかけて食べる「ぶっかけ飯」。もう1つが、汁に小麦粉を混ぜとろみを付けて麺にかける「あんかけ麺」。この2つの料理の特長を合わせ持ったのが「カレーライス」で、日本初の“あんかけご飯”として当時の人々の好みにぴったりのニューフェイスと歓迎されたと指摘しています。

さらにこの頃は、大勢の従業員が住み込みで働く大店が多く、そこでは毎日のご飯を炊くのは一日に1回、夕食のときだけ。翌日の朝食、昼食は前夜の残りの冷たいご飯を食べるのが日常でした。そこに熱々のカレーをかければ、冷たいご飯もおいしく食べられる。しかもハイカラな洋食で!ということで、カレーの人気は日ごと高まっていったのです。そして昭和から平成、令和と時は流れても、今なお、国民食と称され揺るぎない地位を築いています。

カレーうどんの街・愛知県豊橋市で生まれたレトルトカレー

ではパパキャリ編集部がおすすめする「カレーの日」にぜひ食べて欲しいレトルトカレーをご紹介しましょう。愛知県豊橋市生まれの「豊橋チキンカレー」がその逸品になります。そもそも、愛知県豊橋市は、大半のうどん屋さんが自家製麺を使うことで知られていた「うどんの街」でした。加えて、カレーの人気も高く、豊橋うどんのおいしさを町興しにしようという機運の中で、必然的に生まれたのが「豊橋カレーうどん」だったのです。豊橋産のうずら卵を使うなど、地産地消をベースにした定義が2010年にまとまり、市内のうどん屋さんが腕を競い合っておいしいカレーうどんが広まったのです。

その流れを受けて、豊橋ならではのカレー自体を作ろうと立ち上がったのが地元の食品メーカーである三共食品株式会社でした。豊橋産の食材(鶏肉・トマト・きゃべつ・うずらの卵)にこだわり、試行錯誤を繰り返しながら、極力、水を使わず野菜から出る水分を利用して煮込むという独自スタイルを確立し完成したのが、この「豊橋チキンカレー」です。

豊橋チキンカレーの魅力

このカレーは、野菜からでる水分を利用して食材をじっくり煮込んだおかげで、凝縮した野菜の旨味と各食材の旨みが心地良いハーモニーとなってルウの味を引き立てています。そしてジューシーな鶏肉の旨味に加えうずらの卵が絶妙のアクセントになって、カレー全体のおいしさを構成、まさにカレーうどんの街が生んだ、絶品レトルトカレーなんです。

“みうママ”も大満足の「豊橋チキンカレー」

そしてパパキャリを代表してお味見役は“みうママ”に務めていただきました。

「他のレトルトカレーと違って、野菜がタップリなのにまず驚きました♫ヘルシー感がありますね。そして鶏肉がとても柔らかくジューシーで食べ易かったです。辛さも程良い感じで、子どもにも合うと思います。私の娘も喜んで食べてました。うずらの卵が嬉しいオマケのような雰囲気で得した気分になりますね(笑) パッケージも可愛く、一味違う、ワンランク上のレトルトカレーとして覚えておきたいです。ご馳走でした」

いかがでしたか、“みうママ”も大絶賛の「豊橋チキンカレー」。皆さんもぜひ家族みんなで、ワンランク上のカレーを楽しんでみてくださいね。

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