今回は転職エージェントが作成してくれる推薦状について解説したいと思います。転職活動をするときに転職エージェントは、転職活動を支えてくれる非常に力になってくれる存在です。
育児、子育てで忙しいパパの転職活動では、かなり力になってくれる存在です。
転職エージェントを有効活用して、家族との時間もしっかりとることができる理想の働き方を実現しましょう。
「転職エージェントが作成する推薦状とは何なのか?」を理解しておけば、転職エージェントとの転職活動でよりレベルの高いサポートを受けることができます。
こんな方におすすめ
- 転職エージェントを使って転職活動をしたい方
- 転職エージェントが作成する推薦状について知らない方
- 育児や子育てで転職活動を後回しにしているパパ
転職エージェントは求職者を企業の人事に提案する時に、「推薦状」を個別で作成します。
転職エージェントを使ったことがない人は初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
- この推薦状によって、書類選考の通過率は変わってくるのか?
- 転職エージェントにより良い推薦状を書いてもらうためにはどうしたらいいのか?
本日は転職エージェントが作成する「推薦状」についての疑問に答えていこうと思います。
転職エージェントが作成してくれる「推薦状」とは?
「推薦状」とは、転職エージェントが推薦する企業に書くあなたのアピール書です。
転職エージェントがあなたとの面談で感じた強みや人柄、転職理由などを綺麗な文章にして、企業の人事担当に伝えてくれるのです。
基本的には転職エージェントは、求職者を企業に推薦する時に、履歴書・職務経歴書に加えて、この推薦状を提出します。
採用担当者や人事からしたら、転職エージェントからの第三者視点での評価も見て、書類選考をすることができるのです。
推薦状は書類選考に影響する?
私は転職エージェントとして推薦状を作ったこともあり、面接担当として推薦状をもらったこともあります。
私の経験上で、推薦状が選考に影響するかどうかは、ケースバイケースです。
基本的には本人の履歴書・職務経歴書で判断しますので、推薦状はあまり影響しません。
会いたい求職者は職務経歴書に書いてある「経験」や「エピソード」を読めば決まります。
ただ履歴書・職務経歴書を読んで会うかどうかを迷う人もいます。
このような時に、転職エージェントからの推薦状が効いてきます。
信頼できる転職エージェントからの強い推薦なら「1回会ってみようか」と会ってみるケースもあります。
ここに注意
ここでのポイントは【信頼できる転職エージェント】というところです。
転職エージェントの中には推薦状を適当に作っていたり、推薦内容を盛りすぎて記載していたりする転職エージェントもいます。
会うか迷って、転職エージェントの推薦に押されて面接したけど、全然良くなかった。って経験は転職エージェントを使う人事なら1回はあるはずです。
そのようなことがあると、その転職エージェントからの推薦は信用しなくなります。
転職エージェントに推薦状を作ってもらうメリット
転職エージェントが作る推薦状は、あなたを企業にアピールするものになるので、あなたにとって基本的にメリットしかありません。
転職エージェント目線でのあなたの評価が採用企業に伝わることで、興味をさらに持ってもらうきっかけになります。
具体的には以下のメリットがあります。
①企業に履歴書や職務経歴書で伝わらない魅力を伝えることができる
推薦状は転職エージェントの客観的な目線から作成してもらえます。自己PRではなく、第3者の言葉なので信憑性も増します。
履歴書や職務経歴書ではわからない“あなたの人柄”が企業の採用担当に伝わります。
例えば、「明るく元気で、何事にも前向きに取り組めるような人柄の方です」や「何事でもコツコツ積み重ねて、努力をしていけるような方です」など、人間性を伝えることができます。
注意
転職エージェントの中には、推薦状を適当に作っている方もいます。ひどい転職エージェントは推薦状が定型文でほとんど一緒なんてこともあります。
②書類選考の通過率が上がる
採用企業と繋がりが強く、信頼関係を築けている転職エージェントからの推薦状なら、採用担当者は非常に重要視してくれます。
自分でエントリーしていたら書類選考で落とされていたかもしれない企業の書類選考が通過することもあります。
転職エージェントに良い推薦状を作ってもらうポイント5選
転職エージェントは数字を追っているので、もちろんあなたの転職が決まるために全力で動いてくれます。
ですので基本的には推薦状も、あなたの良い面が伝わるように書いてくれます。
但し、ここで注意しないといけないのは企業側との付き合いもあるということです。
どんなに書類選考を通したくても、全く違う内容を推薦状で書き、人事や採用企業からの信用を失ってしまったら、次から信用してもらえなくなってしまいます。
これを踏まえて良い推薦状を作ってもらうポイントを解説します。
➀ 決まる求職者であると転職エージェントに思わせる
多くの転職エージェントは営業として数字を追っております。転職エージェントの“数字”とは、転職活動中である求職者の内定が決まって入社に至ったら成約になり売上が計上されます。
基本的には転職エージェントは求職者の転職が上手くいくように動いてくれるのですが、求職者はあなた1人ではありません。
1人の転職エージェントは20人~30人くらいの求職者のサポートをしております。
その求職者の中で、優先順位を上げて対応してもらう必要があります。
優先順位を上げてもらうポイント
- 転職の本気度を伝える
- 連絡のレスポンスを早くする
- 転職エージェントを信頼して、しっかり自己開示をする
②お客様スタンスで転職エージェントに相談しない
転職エージェントを利用する求職者の方に覚えといてほしいのですが、転職エージェントのお客様はあくまで採用してくれる企業です。
何故なら、お金を払ってくれるのは企業だからです。
もちろん求職者の方ありきで成り立つビジネスモデルであり求職者の方も大切ですが、あまりにお客様スタンスで「転職エージェントにやってもらって当然」というような態度では、転職エージェントに見放されてしまいます。
お客様スタンスの求職者の特徴
・謙虚じゃない(高圧的な態度)
・レスポンスが遅い
・「求人くれよ」というスタンス
・約束を守らない
・連絡をしない
・履歴書、職務経歴書を自分で良くする努力しない
③「推薦状にこんな内容を書いて欲しい」と要望を伝える
転職エージェントはあなたとの面談の中で聞いた話をもとに推薦状を作ります。
ストレートに「私の強みは〇〇です。その強みを活かした〇〇な経験があります。推薦状のこのエピソードと強みを記載して欲しいです」と伝えましょう!
そうしたら転職エージェントも推薦状の作成に入りやすく、スムーズに対応してくれます。
「推薦状」というワードをいきなり使いづらかったら、「企業様に○○などの経験(強み)を伝えて推薦していただけませんか?」と話してみてください。転職エージェントも側としても悪い気持ちにはなりませんし、あなたに興味が沸きます。
④推薦状を見せて欲しいと依頼する
基本的に、推薦状は転職エージェントが作成して企業に送るので、求職者は見ることができません。
ですので、転職エージェントに推薦状を見せてもらうことを依頼してみてもいいかもしれません。
自分がどんなポイントで推薦されているかを把握することができ、客観的視点で自分を見ることもできます。
また見せてほしいと頼むことによって、転職エージェントに適当に推薦状を作られるリスクも減らすことができます。
⑤転職エージェントの面談で、ネガティブなことを言わない
転職エージェントとの面談中に終始ネガティブなことばかり言っていたら、転職エージェントは推薦したいと思いません。推薦状も適当なものになってしまう可能性があります。
ネガティブな求職者の推薦状は、推薦するポイントが見つからず、当たり障りのない内容になってしまいます。
転職エージェントとの面談だからと言って気を抜かず、ポジティブに自分の魅力を伝えるようにしましょう。
まとめ
転職エージェントを使いエントリーすると、転職エージェントは『推薦状』を作成して企業に渡してくれます。
この『推薦状』は、求職者を客観的にPRするものです。
状況によっては、書類選考の合否に関わってくる書類になるので、しっかり意識しておきましょう。