産後のママの身体、パパも知っておきたいこと~パパのためのマタニティセミナー#18~

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産後のママの身体、パパも知っておきたいこと~パパのためのマタニティセミナー#18~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

長い妊娠期間を経てようやく産まれてきてくれた赤ちゃんに周囲の注目が集まると、パパ自身も育児について考える時間が増えていくことでしょう。でもその隣には、出産という大仕事を終えたばかりの産後のママがいることを忘れてはいけません。命懸けの出産で肉体的にも精神的にも力を使い果たしているため、ママの心身が元の状態に戻るまでは、パパや家族からのサポートが何よりも必要です。

育児はママの回復を待ってくれず、産まれた直後から授乳などで忙しくなるため、疲労や不安から心のトラブルにも繋がりやすくなります。パパの役割としては、その点をしっかり理解し回復をサポートすることが求められます。そこで今回は、産後のママの身体と心の変化について、パパにも気をつけて欲しいことをお伝えします。

産後のママの身体に起きる変化

出産を経て身体が大きなダメージを受けている産後は、体力が回復するまでに時間がかかります。疲れた身体は免疫力も低下しているため、トラブルや不快な症状に悩む可能性があります。こちらでは、出産直後から産褥期(産後6~8週ごろまで)に起きるママの身体の変化を紹介します。

出産直後のママの身体

何時間も陣痛に耐え、ようやく出産が終わった時点のママは、体力と気力を使い果たしています。緊張の糸も切れ、身体に入っていた力が抜けることで、分娩台から起き上がるのも難しいほどクタクタになっていることでしょう。また、子宮が産後急激に収縮する影響で後陣痛と呼ばれる痛みを感じたり、力一杯いきんだ反動で筋肉痛にもなることもあります。帝王切開で出産したママも、手術後の痛みや後陣痛に悩まされるため、どのような出産スタイルだったとしても身体が回復するまでは安静にする必要があるのです。

しかし、ママは入院中から赤ちゃんのお世話が始まるため、ゆっくりと休める余裕はありません。2時間半から3時間おきに授乳をしたり、こまめにオムツ替えをしなければならないので、まとまった睡眠時間が確保できず、退院時でも体力が回復していないと感じる人が多いようです。そのため退院後の生活では、赤ちゃんのお世話をするとき以外はなるべく寝て過ごすことを推奨されていますが、家事が溜まっていると気になって寝ていられないママもいます。パパはできるだけ目につく家事は片づけて、ママが安心して寝られる環境を作るようにしましょう。

産褥期のママの身体

産褥期とは産後の身体が元の状態に戻るまでの期間のことで、6~8週間ほどかかります。この間、子宮が収縮していく影響で、悪露と呼ばれる月経のようなおりものが出続けます。悪露は時間を追うごとに減っていきますが、なかなか出血の量が減らなかったり、大量に出るようならママに産院を受診するよう勧めましょう。このほかにも回復しきっていない産後の身体では、次のようなトラブルや不快な症状に注意が必要です。

  • 発熱
  • 乳腺炎
  • 便秘・痔
  • 尿もれ
  • 貧血
  • 抜け毛
  • 腰痛
  • 腱鞘炎
  • 縫合のあとが痛む

産後は免疫力が落ちているため、出産時の傷や縫合したあとが感染し、痛みを伴う腫れや38度以上の発熱(産褥熱)を引き起こす可能性があります。ママが不調を訴えているときは、産後1ヶ月健診を待たずに早く受診することが大切と覚えておいてください。また、出産を経て変化した身体は、母乳が出始めた影響で乳腺炎になってしまったり、骨盤底筋が弱り尿もれなどのトラブルが発生する場合もあります。赤ちゃんのお世話で忙しくなると、自分のことは後回しになり、不快感を我慢しすぎてしまうママもいるため、パパから「身体の調子はどう?」と声掛けするなどの気づかいでサポートしましょう。

産後1ヶ月健診とは

産後1ヶ月ごろに出産した産院で行う健診で、赤ちゃんとママの健康をチェックします。産後の経過を確認するだけでなく、育児や体調で気がかりなことを医師や助産師に相談できます。免疫力の低い新生児は、この健診で外出許可が降りるまでは極力自宅内で過ごすため、産後1ヶ月健診が初めてのお出かけになる場合も少なくありません。慣れない赤ちゃんとの外出を不安に思うママも多いので、健診に行く際はパパもなるべく付き添いましょう。

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