掃除の行き届いたフローリングの床で暮らす毎日は気持ちが良いですね。でもそのためには日頃からの心掛けが大切!毎日のちょっとしたケアと、掃除のコツを覚えておけば気持ちの良い床がキープできます。パパの床掃除テクニックで家族の笑顔を増やしましょう。床掃除のポイント、効率の良い方法、毎日のケアから、アトピーや過敏症の家族を守るための掃除方法やツールなどを紹介します。
自宅のフローリングのタイプは?
フローリングは畳やカーペットとはちがって汚れがつきにくく、掃除がしやすいのがメリットです。子どもの食べこぼしがあっても、フローリングならしみ込むことなく拭きとるだけできれいになるので助かりますね。落ち着いた木目調がどんなインテリアにも合わせやすいのも人気のひとつです。フローリングには種類があり、主に合板(複合)フローリング、無垢板フローリング、シートフローリングがあります。最近は合板(複合)フローリングでも無垢板フローリングと見分けがつかないものもあります。まずは掃除をする前に自宅のフローリングの種類を把握しておきましょう。
- 合板(複合)フローリング・・・複数の木材を貼り合わせた床材の表面に「ツキ板」と呼ばれる天然板を張り付けたもの。耐久性に優れ、傷や汚れが目立ちにくい。
- 無垢板フローリング・・・1枚の木材を乾燥・加工したもの。100%天然木でウレタン塗装をしていない無垢材は調湿効果に優れている。
- シートフローリング・・・複数の木材を貼り合わせた床材の表面に人工物シートを貼り付けたもの。へこみや傷に強く経年変化しにくいのが利点。
一般的に広く使われているのが合板(複合)フローリングですが、最近は自然素材の人気から無垢板フローリングも多くなってきました。マンションなど集合住宅ではシートフローリングが採用されることが多いようです。
1日5分のワイパーでOK!
フローリングはお手入れが簡単というメリットがある一方、どうしてもホコリが舞い上がりやすくなります。元気にハイハイしている赤ちゃんの可愛い手をとって見ると、ホコリや髪の毛がついていた、という事はありませんか?掃除の手順としてはまずホコリをとることが重要ですが、いざ掃除機でホコリをとろうとしても赤ちゃんが寝ているとできなかったり、掃除機の排気も気になりますよね。赤ちゃんがいると時間のやりくりに苦労しますが、みなさん色々と工夫されているようです。
赤ちゃんが寝ている部屋は、粘着カーペットクリーナーでコロコロしてアルコールで拭いています。たまに、赤ちゃんを歩行器に乗せて掃除機をかけたり、寝ている間に拭き掃除をしてます。
そんなパパ・ママに朗報です。フローリングの日々のお手入れはワイパーを1日5分かけるだけ!でいいのです。小さい子どもがいる家庭でもできるフローリング掃除を、整理収納アドバイザーのかみんさんが教えてくれました。
かみん さん
整理収納アドバイザー
宮城県在住。看護師として働きながら14年前に整理収納アドバイザー1級を取得。25年間勤めた看護師を退職し、整理収納アドバイザーとして活動を開始。自身も2人の子育てをしながら働いてきた経験から、子育てと仕事で忙しい人でもできる簡単な掃除と片付けのコツを伝えている。「片付けは自分でやることに意味がある」という方針のかみんさん。オンライン相談を取り入れ、日本全国から申し込みを受付中。事前に自宅の様子を写真で送ってもらいオンライン面談でヒアリング。強みは相談相手の気質を見抜くことで、そのライフスタイルに合った片付けと続けやすい掃除を提案している。
サービス内容 整理収納・片付け・断捨離アドバイス、収納プランニング
→Instagram
「毎日のフローリング掃除は、時間が無い人は1日5分ワイパーをするだけでOKです。掃除機を併用するならワイパーをかけてから掃除機を」と整理収納アドバイザーのかみんさんからの提案です。
毎日たった5分のワイパーなら、歯磨きのように習慣化しやすいのではないでしょうか。主婦歴20年の私ですが、ワイパーをかけてから掃除機をするという方法は目からウロコでした。ママ友にも聞いてみたところ、先に掃除機をしてからワイパーをかけるという意見ばかりでした。
小学校1年生の女の子のママ
ふだんは子どもをベルトでおんぶをして掃除機をかけてました。子どもが寝た時に時々拭き掃除をしてました。
中学生の男の子のママ
部屋が狭かったので掃除機ばかりかけてました。
高校生男子のママ
子どもが小さい頃は、掃除機をかけてからワイパーをしてました。
多くの方がホコリは掃除機でとるものと考えているようですが、実は掃除機は排気でホコリを部屋中にまき散らしてしまうことがあるのです。日々のお手入れは、できれば家族がまだ寝静まっていてホコリが床に落ちている朝一番にワイパーをするのが理想的です。部屋の隅から中心へとホコリや髪の毛を集めていきます。あまりゴシゴシとこするとフローリングを傷つける恐れがあるので、なるべく厚手のドライシートを使ってサッと拭きます。
ただし無垢板フローリングの場合は、水分に弱いのでワイパーやモップでから拭きします。無垢板専用のモップや、ぞうきんや古布を取り付けることができるワイパーも販売されています。
7ヶ月の女の子のママ