カミカミ期(9~11ヶ月)の進め方~パパの離乳食講座Vol.4~

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カミカミ期(9~11ヶ月)の進め方~パパの離乳食講座Vol.4~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

離乳食後期(生後9~11ヶ月)にあたるカミカミ期では、1日2回だった離乳食の回数を1日3回に増やします。そのぶん母乳やミルクを飲む量が減るので、赤ちゃんの主な栄養源が離乳食に移り変わります。これまでの離乳食は食事に慣れることを優先していましたが、これからは離乳食からしっかりと栄養を摂取できるように、栄養バランスを意識することが大切になってきます。そしてパパにとっても、しっかり認識しておきたいポイントが増えてくるので、頑張って覚えてくださいね。

カミカミ期にステップアップするのはいつ頃?

カミカミ期というくらいですから、ステップアップする目安も赤ちゃんがしっかりと口を動かして食べているかどうかが重要になります。まずはパパ自身で赤ちゃんが次の項目をクリアできているかを観察してみましょう。

  • 柔らかな食材のかたまりを口を動かして食べている
  • 1食で子ども茶碗1杯くらい食べている
  • バナナの薄切りを歯茎で潰せる

豆腐くらいの柔らかい食材でも口を動かして食べる習慣が身につき、バナナの薄切りを歯茎で潰せるくらいの顎の力がついてきたら、徐々に食材の硬さと大きさを変えていくステップアップのときです。1食で主食とおかずを合わせて子ども茶碗1杯程度の量を食べられるようなら、いよいよ食事の回数も2回から3回に増やす頃合いです。

1日3回に増えた離乳食を食べさせるタイミング

食事の回数を3回に増やすときに気をつけたいのは、食事と食事の間が4時間以上開くように設定して、満腹と空腹のリズムをつくることです。カミカミ期の前半(9~10ヶ月頃)では赤ちゃんのペースに合わせて、それまで2回食べさせていた食事の時間は変えず、そこに1食足して様子をみます。夜はパパ・ママと一緒に食卓を囲み、家族みんなで食事をする楽しさを伝えれば、赤ちゃんがより興味を持つようになりますよ。

将来的には3食とも朝昼晩の一般的な食事の時間に合わせるのが目標なので、カミカミ期の後半(10~11ヶ月頃)では朝と昼のタイミングを少し早めます。昼の離乳食を食べさせてから夜の離乳食までもたないのであれば、柔らかく加熱したリンゴやおにぎり、バナナ、食パンなどをおやつに与えて生活リズムを整えていきましょう。

赤ちゃんに不足しがちな栄養素

カミカミ期では母乳やミルクの摂取量が減ったぶん、成長に必要な栄養素が不足しがちになります。今までの離乳食は食べ物を飲み込むことに慣れるためのものでしたが、これからの離乳食は赤ちゃんの大切な栄養源です。離乳食で必要な栄養をしっかりと補給できるように、献立を考えることが重要になります。特に不足しがちな栄養素は鉄分亜鉛ビタミンAビタミンDエネルギーの5種類で、それぞれのの役割は次の通りです。

不足しがちな栄養素

鉄分
血液中に含まれるヘモグロビンを作るために必要な栄養素。全身に酸素を供給するヘモグロビンが不足すると貧血になる。

亜鉛
体の発育や免疫の維持、味覚の発達に必要な栄養素。不足すると治癒力が低下したり、味覚障害を起こす。

ビタミンA
目の色素や光を感じる細胞に必要な成分で、視力にも影響する。体の抵抗力を高めたり、傷やケガの回復にも関与するので、不足すると風邪をひきやすく、目の健康が維持できなくなる。

ビタミンD
カルシウムを体に取り込むために必要な栄養素。カルシウムと一緒にビタミンDも摂取していないと、丈夫な骨が作れない。

エネルギー
体を動かすガソリンのようなもの。不足すると体を効率よく動かすことができなくなる。先進国でも、体型を気にして過度な制限をし、エネルギー不足になっている子どもがいる。

しっかり食べさせないといけない責任感や、なにかと気をつかう離乳食を、負担に感じてしまうパパはたくさんいると思います。実際、料理上手なママでも、離乳食作りと並行して栄養バランスまで考えるのは難しいことです。そんなときは無理せず、栄養バランスを考えて作られた市販のベビーフードを活用すると便利です。必要な栄養素を添加したベビーフードが増えているので、足りない栄養を補えるように組み合わせて使えば、栄養不足の悩みから解放されますよ。

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