離乳食を上手に飲み込めるようになり、少しずつ顎を上下に動かして食べていたら、そろそろモグモグ期と呼ばれる離乳食中期の段階にステップアップするサインです。パパも赤ちゃんに離乳食を食べさせることに慣れてきた頃でしょう。しかし急に離乳食を嫌がるようになったり、食べ物に手を入れて遊びぶようになったりと、離乳食の悩みが尽きないのもこの頃です。
離乳食シリーズ第3回は、パパにモグモグ期のポイントと、この時期によくある悩みへの対処方法などを紹介します。
モグモグ期にステップアップするのはいつ頃?
離乳食をゴックン期(5~6ヶ月頃)からモグモグ期(7~8ヶ月頃)に移行するタイミングは、赤ちゃんに次のような成長が見られたときです。
- 水分を減らしたジャム状の離乳食をモグモグと口を動かしながら食べている
- 1回の食事で子ども茶碗の半分以上を食べる
- 1日2回の離乳食を喜んで食べる
離乳食をはじめて2ヶ月くらい経つと、ジャム状のベタベタした食感の離乳食も飲み込めるようになってきます。さらに丸呑みするのではなく、モグモグと口を動かしながら歯茎と舌ですり潰して食べる動きがみられたら、次は食材の柔らかなかたまりが混ざる離乳食にチャレンジする頃です。量としては、1回の食事で子ども茶碗半分以上を喜んで食べるようになったら、ステップアップする時期と覚えておきましょう。
モグモグ期の離乳食を食べさせるタイミング
離乳食を食べさせるタイミングはゴックン期の後半と同じで1日2回のままです。ただモグモグ期のはじめの頃は、1回目の食事をたくさん食べても、2回目の食事ではあまり量を食べない赤ちゃんも多くいます。1日2回の食事に慣れてくれば、2回目の食事も1回目と同じ量を食べるようになるので、赤ちゃんのペースに合わせて食べる量を増やしていきましょう。母乳やミルクを与える時間も今まで通りで大丈夫です。
急に食べなくなったときは?
赤ちゃんの食べる量が急に減るのは、離乳食になれてきた頃によくあることです。そんなときは新しい食材や味つけなどで赤ちゃんの興味を引いたり、食べる場所や道具を変えて気分転換させたりするとまた食べるようになります。どんな子どもでも、幼児期にはみんな普通の食事を食べるようになるので、焦らずにいろいろな方法を試してみましょう。