魔の2歳児?!パパはイヤイヤ期にどう向き合えばよい?|向き合い方・接し方を紹介

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魔の2歳児?!パパはイヤイヤ期にどう向き合えばよい?|向き合い方・接し方を紹介

ままん

ままん

0歳(男)・1歳(女)・7歳(男)のママ。わたしは30代、夫は50代の年の差夫婦です。元ワンオペママですが、夫の転職を経て夫婦力を合わせた子育てができるようになりました!パパ・ママの働き方や子育てについて一緒に考えていきましょう!

例えかわいいわが子でも、荒ぶる様子やあまりの聞き分けのなさに驚くことも多いのが、2~3歳あたりから激しくなるイヤイヤ期。その凄まじさは魔の2歳児(3歳児)と別名があるほどです。過酷なイヤイヤ期に備えて、子どもの成長過程や向き合い方、心構えなどを学び、ママと協力して対処できるよう準備しておくとよいですね。

この記事では、イヤイヤ期が始まる2歳頃の子どもの成長過程と、この時期の子どもとの向き合い方・接し方などをご紹介します。成長を阻害せずにうまくイヤイヤ期と向き合っていくきっかけにしてください。

2歳児ってどんな年齢?

まず最初に、この頃の子どもの身体の成長からご紹介します。この時期の子どもは「歩く」「走る」「飛び跳ねる」などの基本的な運動機能がグングン成長し、自分の思い通りに身体を動かせるようになります。ただ走り回るだけでなく、「ボールを蹴る」「投げる」などさまざまな動きや姿勢に対応できるので、たくさん身体を動かす遊びが大好きです。

並行して手先の成長も進み「紙を破く」「貼り付ける」など手を使った遊びができるようになり、「お絵描き」もどんどん上手になります。手先を使った遊びを通じてさらに成長が進むので、「食事」「着替え」「排泄」などの日常生活へのチャレンジにも適しています。

次に、2歳児は言葉の成長も大きく進み、会話や遊びの中から吸収した言葉を使って「自分がどうしたいか」「相手にどうしてほしいか」を表現するようになります。同年代の子どもと遊び始めるのもこの時期が多く、ごっこ遊びやままごと遊びの「~のつもり」や「~のフリ」など、遊びの中からイメージする力をつけていくのです。

最後に2歳児の心の成長ですが、この時期の子どもの最大の成長が自我の芽生えです。身体の成長とともに自分のことを自分でしたいという意欲が高まり、言葉の成長によって自分の意志・欲求を言葉で表現するようになります。これらの成長から子どもの自我が育ち「自分で!」「イヤ!」などの自己主張が増え、その主張が通らないときに大泣きや癇癪を起こしてさらに強い自己主張を始めるのです。

イヤイヤ期の子どもと、どう向き合う?

子どもは日々主張や要求を繰り返しますが、そのすべてを認めることは子育てではありえあないことです。しかし、それを認められないときの対処を間違えると大泣きや癇癪が待っています。この時の大切なポイントは積極的に受け止めるということ。「いいよ」と言えない主張にも「ダメ!」と拒絶せず、一度「そうだね」「〇〇したいの?」など、寄り添って受け止めるように気をつけてみてください。認められない主張でもしっかり受け止めることで子どもも安心し、大泣きや癇癪を起こさずに気持ちが落ち着くことがあります。

また、時間が許すときには少し難しい日常生活などにもどんどん挑戦させるといいですね。成功体験から「達成感」「満足感」を認識するので、気づかれないようにそっと手伝いながらでも「できた」をたくさん経験させ、成功したことに対して大袈裟なくらいに褒めてあげると、子どもは自分に自信を持ちさらに成長が加速します。

認められない主張や要求に対してしっかり受け止めても、心が落ち着かない子どもも多いです。そんなときは、うまくかわすこともひとつの方法です。例えば「今はできないから〇〇した後でね」とか「〇〇はできないけど△△ならいいよ」など、一度主張を受け止めつつほかの案や選択肢を提示してみるのもおすすめです。

  • 子どもがわかる言葉で伝える
  • 必ず主張を受け止める

ほかの案や選択肢を提示するときには、この点に注意すると主張の受け止めと子どもに伝わる選択肢の提示ができます。これでも気持ちが収まらないときも当然ありますが、選択肢を自分で選べることで納得してくれる場合もあります。

ポイント

「あとでね」はよく使う言葉ですが、「あとで」と約束したからには必ず守るようにしましょう。この頃の子どもは言葉の意味の理解も進むため、約束が守られていないことにも気がついてしまいます。親子の信頼関係・安心感が失われる恐れもあるので、そのまま忘れてしまわないように注意が必要です。

自分の主張が通らず、なかなか上手に気持ちを収められない子どもも多いですよね。そんなときは、いっそのこと他のことに目を向けるよう導くのもおすすめです。

  • 違う遊びに誘ってみる
  • 全く関係のない質問をしてみる
  • 飲み物をすすめてみる

うまく気持ちを逸らすことで、気持ちが落ち着いてくる子どももいます。

ままん
わたしはよく、全然関係ない質問を急に投げかけて気を逸らす方法を取っていました。DVDを見たくて大泣きしている長男に「晩ご飯カレーとパスタどっちが食べたい?」と質問している動画が残っています。最初は泣きわめいていた長男でしたが、最終的には泣き止んだ状態でカレーが食べたいと話をしていましたよ。

この頃の子どもは、なにをどうやっても気持ちが収まらない場面もたくさんあります。例えば大泣きのゾーンに入ってしまったら、周りの声は一切聞こえず本人もわけがわからないまま泣いている状態になっているので、言葉で落ち着かせるのは困難です。そんなときには、とにかくぎゅっと抱きしめたり、手を握ったりすることで落ち着きを取り戻すことがあります。

それでも落ち着かず「もうすべてがイヤ!!」となっている時には、一度思い切り泣かせてみてもいいですね。ひとしきり泣いたら落ち着いてくる子どもが多いので、落ち着いてからぎゅっと抱きしめてあげると子どもも安心します。子どもは、自分のことを信じて見守ってくれる大人の存在があるからこそ、時には自分の感情とうまく折り合いをつけることが必要だと学んでいくものです。

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