子どもがご飯を食べてくれない理由とその時パパができること~パパと幼児の楽しい食事講座 #8~

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子どもがご飯を食べてくれない理由とその時パパができること~パパと幼児の楽しい食事講座 #8~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

1歳、2歳は思い通りにならなくて食事がイヤになることも

1歳、2歳ごろは徐々にできることが増え、なんでも自分でやってみたいイヤイヤ期。自己主張が激しくなっていきます。感情がコントロールできない子どもの、理不尽な主張に悩まされたという先輩パパ・ママも少なくありません。気持ちに実力が追いついておらず、できないことに癇癪を起こしてしまい、食事もイヤになることがあるのです。大人みたいにスプーンを握り、食事を口に運ぼうとしますが、上手に食べられずに泣いてしまうときもあるでしょう。

食欲のある子に育てるためにパパ・ママができること

食欲は生きる力です。しっかり子どもが食べてくれないと、パパ・ママは心配になってしまうときもあると思います。しかし、嫌がる子どもに無理やり食べさせようとしてもでうまくいきませんよね。そこで、次の4つを実践し、食べない子どもにイライラすることなく、食事を終えられるように工夫してみましょう。


満腹と空腹のリズムを作る

子どもが毎食きちんと食べるようになるためにまず大切なのが、食事をいつも同じ時間にとり、満腹と空腹のリズムを作ることです。毎日決まった時間に食べるようになると、体内リズムが整っていき、消化酵素の分泌が促されます。おやつの時間も決めて、食事の前の間食を避けるようにしましょう。食事とおやつの時間が定まれば、しだいに空腹を感じるようになり、食欲に繋がります。なるべく休みの日でも、同じ時間に食事をとるように心がけてくださいね。

先回りして食べさせない

イヤイヤ期の子どもは、できることが増えたぶん、パパ・ママに「見ていて」という気持ちが強くなっています。自分のすることを邪魔せず、できるようになったことを褒めて欲しいのです。余計な手出しをしてしまうと、「自分でやりたかった」と癇癪を起こしてしまいます。こぼしながら食べる子どもの姿を見かねて、食べさせたくなる気持ちは分かりますが、「見ていて」という気持ちを尊重しすることも大切です。先回りしてあれこれしてしまうと、子どものやる気を削いでしまうので、頑張っている姿を見守りましょう。

叱らずに褒めて食欲を引き出す

年齢や性格によって子どもが食べない理由はそれぞれありますが、どのような場合でも叱りながら無理やり食べさせるのは逆効果です。例えば1歳、2歳の子どもの場合、パパ・ママに注目してほしくてご飯を投げたり、口から出したりして、わざと叱られることをするときもあります。「見てくれている」と分かると、問題行動を繰り返してしまうので、過剰に反応しないことが大切です。ご飯で遊ばずきれいに食べた日は、「上手に食べられてえらいね」と褒めて、いいことをしたときにだけ「反応」をするように変えていきましょう。

また3歳以降になると、複雑な感情も育ち、空気を読んだり、嘘をつくこともできるようになります。食事のたびに怒られてしまうと、本当はお腹が空いていても、テーブルにつくのがイヤになって中断してしまうこともあるのです。食事がしたくなるような明るい雰囲気を大切にして、叱るばかりの楽しくない食卓にならないように気をつけるのも大切です。

食事の時間にメリハリを作る

どうしてもダラダラと食事をしてしまうようなら、「ごちそうさま」の時間を決めておくと、長引くのを防止できます。子どもの集中力が続くのは、小学校低学年でも15分程度。それ以上経過しても食事が減らないときは、お腹が空いていないのか、遊びたいのかもしれません。30分待ってみても一向に減らないようであれば、食事を片付けても問題ないでしょう。

子どもが「食べたかったのに」と怒るかもしれませんが、食事の終わりの時間が決まっていれば、「ごちそうさまの時間までに食べなくては」という意識が生まれます。保育園や幼稚園に通っているなら、タイムスケジュールに合わせて行動することにも慣れているので、文句を言いながらも時間を守るようになっていくでしょう。


子どものペースにあわせて楽しい食卓に

気まぐれな子どものペースにあわせて食事をするのは大変です。とはいえ、自分の気持ちや周りの雰囲気を読み取り、感情をコントロールできるようになるまでは、パパ・ママが気を配る必要があります。どんなに食事が進まなくて疲れても、直接対決は避けるべき。「早く食べなさい」と叱り続けてしまうと、反発心から逆に食べなくなることもあるため注意しましょう。食事の時間は子どもが自分で食べたくなるような、楽しい雰囲気を大切にしてくださいね。次回は、お手伝いを通して子どもの食欲を育む方法をお伝えします。

【参考文献】
※『はじめてのママ&パパのしつけと育脳 』|株式会社主婦の友社2017年刊

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