幼児食(1歳6ヶ月~5歳)の進め方~パパと幼児の楽しい食事講座 #1~

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幼児食(1歳6ヶ月~5歳)の進め方~パパと幼児の楽しい食事講座 #1~

hyamama

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2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

幼児食で注意すること

離乳食を経験して、子どもは多くの食材を食べられるように成長しましたが、この時期になってもまだ注意すべき食材はいくつかあります。安全な食事を心がけるために、次の2つの注意点を確認しておきましょう。

丸飲みする癖をつけないように気をつける

そしゃく力が未発達なうちから硬いものばかり食べていると、噛まずに丸飲みする癖がついてしまう恐れがあります。また喉に詰まらせる危険がないよう、硬さと弾力がある食材は繊維を断ち切り小さく刻み、噛んで飲み込めるサイズにしてから与えるよにしてください。本格的に硬い食材、弾力のある食材を食べる練習は、3歳を過ぎて乳歯が生えそろって以降と考えて、気長にチャレンジしていきましょう。

生の食材とアレルギー食材は幼児食でも慎重に

幼児になってもまだ生の食材には注意してください。お刺身の切り身は骨がほとんど無く子どもでも食べやすいですが、大人ほどの抵抗力は備わっていないため、細菌感染のリスクがあります。できれば体力がついてくる3歳ごろの体調が良いときに、少量食べて様子をみることから始めましょう。生卵や生肉、非加熱のチーズも同様に成長を待ってから少しずつ試すことをお勧めします。

またアレルギー食材においても、今後も慎重に食べ進めていく必要があります。特にアレルギー反応が激しくでる可能性がある食品は、アレルギーが出た場合、子どもの体に大きな負担がかかってしまいます。えび、いか、かに、ピーナッツ、魚卵などの食品は、離乳食を卒業したからと急いで試す必要はなく、子どもの成長を待って体力がついてからでも遅くなはいでしょう。

自分でスプーンを使って食べる練習も取り入れて

このころの子どもは自我が芽生え、パパ•ママのやることを自分もやりたがるようになり、スプーンに興味津々な子も多いですよね。持たせてみるとご飯をぐちゃぐちゃにしてしまい、片付けが大変なときもありますが、手づかみ食べができるようになっていれば手の使い方は着実に上達しています。何度か練習を繰り返せば、スプーンでこぼさずにご飯を口に運ぶことができるようにもなってくる時期なので、パパ•ママも諦めずに粘り強く使い方を教えていきましょう。毎日続けていれば2歳ごろにはかなり上手に使えるようになりますよ。

フォークの方が食べ物が落ちず子どもは使いやすいですが、実はフォークではそしゃくの練習になりません。スプーンにのせた食べ物を唇で取り込み、形状に合わせた噛み方を調整することがそしゃくの練習となるため、スプーンの使い方を中心に教えていきましょう。またお箸は指先に力を入れて、鉛筆持ちができるようになる3歳過ぎから練習を始めるのがおすすめです。

食べる力を育てるために新しい食材にチャレンジしよう

子どもの食べる力を育てるうえで大切なのは、食を通してさまざまな経験をすることです。新しい食材や食べたことのない形状の食材にチャレンジすることで、食べ物に合わせて噛み方を変える調整力が育ちます。旬の食材や、初めて食べるメニューを子どもの成長にあわせて取り入れ、たくさんの経験をさせてあげてくださいね。より多くの食材を食べることができれば栄養バランスが整いますし、子どもの好奇心をくすぐり、さらに食事が楽しくなるきっかけにもなります。食事を通して親子の幸せな思い出が残るように、たくさんの「楽しい」を共有していきましょう。

次回のパパと幼児の楽しい食事講座では、子どもの卒乳の仕方についてお伝えします。

【参考文献】

※『はじめてママ&パパの離乳食』|株式会社主婦の友社2019年刊

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