おうちで育児をしていると、1日に何時間も掃除や片付けに追われているママもいると思います。どうにか手伝いたいパパも、掃除や片付けと聞くと、なんとなく負担を感じていませんか?そんなパパにおすすめしたいのが、「ついでに家事」という時短テクニックです。時間を確保して掃除や片付けをしなければならないという考えを少し変えるだけで、驚くほど家事に対してのハードルが低くなり、パパの負担も軽減され、ママのイライラも消えていくこと間違いなしです。
今回は家族で過ごすリビングから毎日使う玄関までをきれいに保つ方法を紹介します。家事の苦手なパパでも実践できる簡単な方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
テレビを見るついでにハンディモップを使おう
テレビやリモコンはおうちの中でも特に汚れやすいアイテムになります。「つい最近掃除したのに、もう埃にまみれている」ということも多いのではないでしょうか。テレビやレコーダーなどのAV機器は静電気を帯びやすい性質があり、すぐに埃が集まってしまいます。テレビの近くにハンディモップを常備しておき、テレビを見る前にクルッと掃除してしまいましょう。汚れが付きやすいリモコンも忘れずにひと拭きしてくださいね。
また、最近ではテレビの後ろに装着できるハンディモップもあるので、置き場所には困りませんよ。
ゴミは動くついでにゴミ箱に捨てよう
テレビを見るとき、食事中や本を読むときなどに、ゴミに気づいたら、次に動くときのついでにゴミ箱に入れるようにしてみてください。おうちの中でくつろいでいる時でも、立って動く場面は意外と多くあります。トイレに行くときや、飲み物を取るとき、インターホンの対応などのついでに、目についたゴミはサッとゴミ箱に入れるという意識を身につけてしまえば、快適な空間を保つことが可能です。ゴミ箱の場所が遠いなど、捨てに行くまでに時間がかかるという場合は、部屋の中にゴミ箱を増やしたり、設置場所を見直したりしてみましょう。
くつろげる場所周辺には粘着クリーナーを置こう
おうちの中で普段家族がくつろぐ場所はどこでしょうか?居心地の良い場所は、みんなで集まったり、長い時間を過ごしたりとリラックスできる反面、汚れやすくなります。そういった場所には手が届くところに粘着クリーナーを常備して、自然とすぐに動ける状態を作っておきましょう。特にソファーの上や、こたつ、カーペットなどは、落ちた髪の毛やゴミがつきやすく溜まりやすいので、サッと粘着テープを転がして、お部屋の汚れをこまめに取り除くようにしましょう。そうすれば、急な来客にも慌てず対応できるようになるのでおすすめです。
用事のついでにフローリングワイパーをかける
おうち掃除道具の主役といっても過言ではない、フローリングワイパー。こちらも動くついでに、何往復か動かしてしまえば、気づかないうちに埃が溜まって大変ということもなくなります。フローリングワイパーを使って掃除をする箇所はおうちの中にいくつあるでしょうか?床張りの場所はもちろん、畳や脱衣所とも抜群の相性です。掃除に万能なフローリングワイパーを、生活の導線を考えて、必要な場所にいくつかおいておけば、トイレや歯磨きのあと、寝る前などに床掃除もをサッと手軽に行えます。
帰宅したら玄関の靴をサッと並べよう
子どもの頃から、【玄関はおうちの顔】と言われてきませんでしたか?玄関が整頓されていれば、自然とおうちの中も整えておきたいという意識を持てるようになり、全体のきれいにつながります。まずは、帰宅したら必ず靴を並べるという習慣をつけるようにしましょう。子どもがすすんで靴を並べられるようにするためには、靴を置く場所にお気に入りのしるしやシールをつけてみたり、親子でどちらが上手に並べられるかを競うゲーム風にして、楽しみながら身につけていくなどの工夫も取り入れてみてください。また、小さなちりとりセットを玄関に常備しておいて、余力があるときはサッと掃くようにすれば清潔な玄関が保てますよ。
オムツを替えるついでに拭き掃除をしよう
子どもがいるおうちは、お茶の飲みこぼしや、赤ちゃんのよだれなど、知らない間に床に染みがついてしまっていることがよくあります。しかし、わざわざ雑巾を取り行ってから拭くとなると重荷になってしまい、つい後回しにしがちです。子どものオムツを替えるついでに気になる汚れをサッと拭く習慣をつけてしまうと、拭き掃除の時間をあえて確保しなくても、床をきれいに保つことができるので試してみてくださいね。
洗濯物はテレビ見ながらみんなでたたもう
どうしても後回しになりがちなのが、洗濯物をたたむという家事。しかし、放っておくとお部屋がさらに散らかったように見えてしまいます。こういった家事はなにか他のことをしながら一緒に進めるようにすると、負担なく終わらせることができます。一番おすすめなのはテレビを見ながら洗濯物をたたむという習慣をつけてしまうこと。また、洗濯物をたたむのは家事の中でも比較的簡単で、指先の運動にもなるため、子どもに手伝わせてみるのもおすすめです。
個人差はありますが、2〜3歳ぐらいになるとタオルのような簡単なものはたためるようになってくるので、パパはTシャツ、ママはボトムス、子どもはタオル、など担当を決めてみんなでたたんでしまいます。タンスに入れるところまでをセットにして、「次のCMになったらタンスに入れてこようね」など、ゲームのように楽しんでみましょう。
生活導線の中に掃除道具を配置することから始めよう
子どもがいるおうちは、どうしても散らかったり汚れやすくなりがちです。おうちをきれいに保っておきたいが、しっかり掃除をする時間が持てないという悩みの解決にもなるのが、「ついでに家事」という時短テクニックなのです。そのためには、パパ・ママで生活導線を確認することから始めていきましょう。「自分たちの生活導線はこうなっているから、ここに粘着テープを置いておこう」「ここは汚れやすいからフローリングワイパーを準備しておこう」など、掃除道具を設置する場所を一緒に決めてみてください。掃除や片付けを日常行動の一部として馴染ませてしまうことで、気負いなく自然に動けるようになり、いつの間にかきれいな空間がキープされるようになっていますよ。
次回はトイレや洗面台など、放っておくとすぐに頑固な汚れがついてしまう水回りを中心にまとめていきますので、お楽しみに。