排水溝は汚れの種類に応じた掃除を
お風呂の排水溝が汚れる原因は、髪の毛・皮脂汚れ・石けんカス・カビの4つです。受け皿にたまった髪の毛やゴミを毎日処理しても、どうしても少しずつ汚れが溜まってしまうので、2ヶ月に1回を目安にしっかり汚れを落とすのがよいでしょう。汚れの種類ごとに掃除方法をご紹介します。
髪の毛のお掃除方法
髪の毛は、受け皿に溜まった分を毎日取り除くだけでも、かなりキレイに保てます。しかし、受け皿の目を抜けて流れてしまった髪の毛がパイプを詰まらせることがあるので、定期的にパイプクリーナーを使って汚れを溶かしておきましょう。
- 髪の毛やゴミを取り除く
- パイプクリーナーをかける
- 20~30分時間を置く
- 水で洗い流す
パイプクリーナーは髪の毛だけでなく石けんカス汚れも溶かすので、髪の毛と石けんカスが絡まった汚れの塊もキレイにできます。塩素系の洗剤なので、ゴム手袋やマスクの着用と換気に注意して掃除しましょう。
皮脂汚れ、石鹸カス汚れのお掃除方法
排水口のヌメヌメした汚れは、皮脂汚れと石けんカス汚れが原因です。定期的に掃除をすればお風呂用の洗剤で落としきれるので、スポンジやブラシを使ってすみずみまでこすりましょう。
- ゴミを取り除く
- 取り外せる部品はすべて取り外す
- 洗剤を付けたスポンジやブラシでこすり洗いする
- 排水溝の内側に溜まったゴミを取り除く
- 排水溝の内側もこすり洗いする
- 洗剤を洗い流して元に戻す
排水溝は、排水口のフタ・目皿・受け皿・トラップなど、取り外せる部品がたくさんあります。これらはすべて取り外し、歯ブラシなどを使って細かな部分に付いた汚れも落としきりましょう。
排水溝の内側にも汚れがこびりついているので、定期的にしっかりこすっておくと詰まりやニオイの予防になりますよ。
カビのお掃除方法
排水溝には皮脂汚れや石けんカス汚れ、さらに湿気も溜まるので、頑固なカビ汚れがついてしまうことがあります。この場合は洗剤で落としきるのが難しいので、カビ取り用の塩素系漂白剤を使ってキレイにしましょう。
- 換気扇を回し、ドアや窓も開ける
- ゴム手袋とマスク、メガネやゴーグルを着用する
- 取り外せる部品をすべて取り外す
- 塩素系漂白剤をカビ汚れにスプレーする
- 5分程度、浸透させる
- たっぷりの水で洗い流す
塩素系漂白剤は、しっかり浸透させると汚れ落ちがよくなります。もし残っているカビ汚れがあったら、スポンジやブラシで軽くこすって汚れを落としましょう。
ドアは定期的な念入り掃除で汚れを一掃
大きくてなかなか手を出しにくいドアですが、放っておくと白い汚れがびっしり付いて落としにくくなってしまいます。季節ごと年4回を目安に、汚れをしっかり落としてくださいね。
ドアの掃除手順
ドアに白い汚れが付き始めていたら、それは石けんカスや水垢による汚れです。頑固な汚れにはクエン酸を使うのがおすすめですが、定期的な手入れをすれば、お風呂用の洗剤でも十分汚れを落とせます。
- ドアレールやドアのフチに付いた汚れを拭き取る
- ドアにまんべんなく水をかける
- 全体的に洗剤を吹き付ける
- ブラシで円を描くようにこすり洗いする
- 細かい部分は割りばしにキッチンペーパーを巻き付けた棒で掃除する
- さらに細かい部分は歯ブラシを使って掃除する
- 全体をシャワーで洗剤を洗い流す
ドアのレールやフチにはホコリが溜まって目立ちます。ホコリは濡れると取りにくくなるので、濡らす前にティッシュなどで拭き取りましょう。
ドア面はすりガラスのようにデコボコしているので、スポンジよりもブラシでこすった方が汚れが落ちます。レールやフチは、割りばしや歯ブラシを使って汚れをかき出すように意識して掃除しましょう。傷がつくと新たな汚れの原因になるので、力任せにこすらないよう注意してくださいね。
ドアのレールやフチには、黒カビ汚れがついてしまうことがあります。この汚れに気付いたら、塩素系漂白剤を使ってできるだけ早く汚れを除去しましょう。