育児に関する悩みや疑問にズバッとお答え♫パパのための『みうママ相談室』Vol.34

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育児に関する悩みや疑問にズバッとお答え♫パパのための『みうママ相談室』Vol.34

Terry Naniwa

Terry Naniwa

編集・ライター稼業に従事すること30余年。 子育ては卒業も、新米パパ&ママに先人の教えや 大切な伝統を発信することをライフワークに活動中。 明治、昭和、平成と時をこえて今も息づく暮らしの知恵を 届けます。

編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元・保育士で、2児のママでもある「みうママ」が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。今回は、5歳の男の子を持つパパと、5歳と3歳の女の子を持つパパからの相談です。では「みうママ」、お願いします。

相談(1)「叱っているのに、笑う子どもの真意は?」

5歳の男の子のパパ(38歳)から

幼稚園に通っている長男は何か叱られる事をしてしまった時、ママからの注意でも、私からの注意でも、聞いているうちにニヤニヤすることが多く困っています。親が真剣に叱っているのに、笑うような態度は理解に苦しむばかりです。そのような態度が出ると、さらに語気を強めて叱るのですが、やはり同じ状態です。こちらの叱り方に原因があるのか?子どもに何か要因があるのか?アドバイスをお願いします。

みうママからのアドバイス

ご質問ありがとうございます。その気持ちめっちゃ分かります、分かり過ぎます!私も自分の子どもたちには、なんで笑うの?!って怒っちゃってました。きっと、子どもはそんなつもりはないのだろうけど、笑っているという事実に悲しくなったり腹が立ったりしてしまいますよね。とにかく子育てには「理解に苦しむ」ことが多くあります。

パパさんも、ママさんも、自分自身も通ってきたはずなのにその時の気持ちはもう遠い昔すぎて思い出せないでしょう。ただ、少なくとも親を「怒らせたい」と思ったことはなかった気がしませんか。では、なぜ子どもは笑ってしまうのでしょうか。

聞いたことはないでしょうか。笑ってはいけない時ほどなぜか笑いたくなる大人の話。会議中やお葬式などでよく起こるみたいなのですが、それ以外にも喧嘩している時につい笑って誤魔化そうとしたり茶化したり...そんな経験ありませんか。人は緊張が強い時や気まずい時、そして相手に笑って欲しい時、無意識に笑ってしまうことがあるそうです。

大きな声や圧力を感じたり突然怒られて驚いてた時、何を怒られてるか理解できず困惑で、頭が真っ白になってしまう子もいます。嬉しすぎて噛んでしまう子などもいるように感情や言動が自分でも制御できなくなるのかもしれませんね。

完全にふざけているならまた少し話が変わってくるかもしれませんが、それも喧嘩の時に誤魔化す行動に似ているような気がします。ですから、そんな時には子どもをより怒るのではなく、怖い顔や大きい声でなかったか、分かり易く伝えられているか、本当に子どもが悪いことをしたと思う状況だったのか、まずはパパもママも、自分のことを振り返るタイミングなのかもしれません。

まずは子どもの立場になって、親御さんに怒られたあの日の気持ちを思い出してみてください。そしてお子さんと一緒に深呼吸した後、ゆっくりお話してあげてください。大切なお話をする時こそ、冷静に穏やかなコミュニケーションが必要ですから。

そうすれば、あの時の親御さんの気持ちにも気づき、あらためて会いに行きたくなってしまうかもしれませんね。素敵な年末年始を。

相談(2)「食事中に注意ばかりするママへの対策は?」

5歳と3歳の女の子のパパ(33歳)から

ママは子どもの食育に熱心で、魚やタンパク質豊富な食材を上手にメニューに組み込み、毎日、おいしい料理を作ってくれます。ただ、食事中も「先に野菜から食べなさい、もっと良く噛んで食べなさい」と、かなり口うるさく子どもに注意をしています。毎回、そんな注意をするので、子ども達も食事の時間が楽しくなさそうで、無理して食べているような気がして心配です。ママの食事中の小言を止める良いアイデアを教えて欲しいです。

みうママからのアドバイス

ご質問ありがとうございます。なるほど、お食事が楽しくないのは家族としてちょっと落ち着かないかもしれませんね。実際のお子さんの気持ちは分かりませんが、パパさんが不快に感じていることは伝わりました。ただ、ママのことをお小言ばっかり...と非難する前に考えて欲しいです。ママさんは間違ったことを言っているのでしょうか?少なくとも質問に書いてある内容は伝えるべきことのように感じます。

何より、食育に熱心に取り組むことってかなり面倒なのにちゃんと対応してくれている...私からしたら神のようなママに見えますよ。そう、ママを悪者にするのはちょっと違う気がしますね。

きっと問題は言い方と頻度かな。であれば...そんな風に言っているパパさんなら、もっと上手にお子さんに伝える方法を分かっているのですね。でしたら、伝える役をパパさんが担えば良いのではないでしょうか。

作るのも食べさせるのも叱るのも全部ママだとしたら、こんな大変なことをしててちょっとイライラしちゃう気持ちも分かる気がします。子どものことはパパ・ママが共に担うことではありませんか?ママだって何回も同じことを言いたくないのに、と思っていることでしょう。

質問内容を見る限りパパさんは、まだママともお子さんとも真剣にお話をしていないのではないでしょうか。全てをママに任せて、家族と向き合わずに話し合いを避けながら、上手くやる方法だけを尋ねられている気がしました。そんな方法はありませんよ(笑)。まずパパさんが今、考えるべきはお子さんの気持ちの前に、ママさんの想いです。ちゃんと話し合って、パパも食育について学んでみてください。そしてパパ・ママの二人でお子さんに向き合ってくださいね。

みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか?もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です!ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。

育児に関するパパの悩みや疑問を編集部までお送りください。

採用された投稿には当コーナーにて、元・保育士で、2児のママでもある“みうママ”が豊富な経験と知見、そして他にないユニークな発想で的確なアドバイスをお届けします。
またご意見・ご感想もお待ちしております。
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