編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元･保育士で、2児のママでもある｢みうママ｣が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。今回は、5歳の女の子を持つパパと3歳の男の子を持つパパからの相談です。では｢みうママ｣、お願いします。
相談(1)｢子どもの叱り方に悩んでいます｣
5歳の女の子のパパ(35歳)から
我が家では子どもが間違った事や良くない事をした時、普段はママが叱り、それでも変わらない時は、私が強く叱るというスタイルでやってきました。そのため、私の出番は少ないのですが、叱る時はどうしても娘が怖がるような口調になってしまいます。もうすぐ小学生になるので、頭ごなしの叱り方を変えようと思うのですが、どうすれば良いのか分からず悩んでいます。どのような叱り方が良いのでしょうか？
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。なるほど、パパさんは今のところ｢鬼｣の役を担っているということでしょうか。ママが何度言っても聞いてくれない時の奥の手で、鬼さんに電話をかける…なんて話もありますが、そんな感じですね。それに最近では実際に鬼さんに電話が繋がるというアプリも登場しています、凄いですよね！そんな鬼さんの役割は、きっと｢怖がらせる｣ことだと思うのですが、怖いから言うことを聞く…という手法は理想的ではないとパパさんは感じているのだと思います。私もその考えに大賛成です。
架空の鬼さんならまだしも、身近にいる家族が恐怖で支配することは結果的にお子さんからの信頼を失うことや反抗心に繋がってしまうと思います。怒るのではなく叱る、なんてよく言いますが、口調を荒らげたり怒鳴っても怖いだけで話は子どもの頭には入らないものです。私も自分の子どもには怒ってしまうタイプだったのでよく分かりますが、そんな時、子どもたちは頭が真っ白になってただ泣いていることが多かった記憶があります。
そうならないように、ぜひゆっくりと話をしてあげてください。コツというかポイントは、いつもより少しトーンを落として話すこと。人は本音で話す時、少し声が低くなります。高い声より低い声の方がより本気が伝わるのだそうですよ。落ち着いた低い声で話す、そして一方的に話すのではなく質問をしてあげてください。答えられない時は一緒に答えを探してあげてください。どんな気持ちでその行動をしたのかが分かれば、ただ叱るだけでなく解決する方法がきっと見つかりますよ。
相談(2)｢パパと呼ばれるより父ちゃんと呼ばせたい｣
3歳の男の子のパパ(31歳)から
私自身、子どもの頃は父親を｢父(とう)ちゃん｣と呼んで育って来ました。3歳になった我が子からも、｢父ちゃん｣と呼ばせたいのですが、今はママ･パパの言い方になっているので、それから変えたいと思っています。ただママは子どもが呼び易い方で構わないと言い、非協力的です。なんとか｢父ちゃん｣と呼ばせたいのですが、何か良い方法はないでしょうか？
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。きっと質問者のパパさんのお父さんは、憧れるくらい素敵な｢父ちゃん｣だったのでしょうね。｢父ちゃん｣みたいに…と強く思っておられるのを感じます。でもその熱い思いは、貴方だけのものです。息子さんやママの思いではありませんよ。あまり無理強いするのはオススメできないな、子どもが呼びやすい方でいいよね、と私も思ってしまいました。
時代背景などもあると思いますが、父親を｢父ちゃん｣と呼んでいる子は少ないかもしれませんね。慣れない呼び方に戸惑わせるよりも自然に呼んでくれる方がいいと思いませんか。それが原因で呼んでくれる機会が減ってしまったら…本末転倒ではないでしょうか。
呼び方に拘るよりも、いつでも呼びたくなるような頼もしい…貴方の考える｢父ちゃん｣の姿を追い求める方が、カッコイイんじゃないかなと思います。ぜひ、形ではなく中身で！自身のお父さんに俺も負けてないぞ！と言えるような素敵なパパになってくださいね。［父ちゃん｣はきっと、呼び方ではなく、そういうパパ自身の想いや誇りの現れなのだと思いますよ。｢父ちゃん｣頑張ってくださいね。
みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか？もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です！ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
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