パクパク期のおやつはどのくらい与えていいの?
この時期のおやつは楽しみや息抜きのためではなく、足りない栄養を補う第4の食事です。そのため食事とのバランスを考えることが大切で、体格や性別によるエネルギーの目安は違いますが、1日100~150kcalほどが望ましいと覚えておきましょう。例えばバナナ1本•りんご半分が約80kcalなので、一緒に牛乳コップ1杯(100cc、約70kcal)を飲ませればだいたい150kcalになります。
市販のお菓子を与える場合は、食べすぎないように量を調節することが重要です。約100kcal分の市販のお菓子の量は、下記を参考にしてください。カロリーを計算をするのが面倒なら、1袋分のカロリーが表記されている小分けのおやつが便利ですよ。
約100kcal分の市販のお菓子
カステラ 1切れ、チョコチップクッキー 2枚、プリン 1/2個、ポテトチップス 18g、
※ポテトチップスは塩分と脂肪分が多く赤ちゃんの体にはまだ負担が大きい食品なので、与え過ぎないよう注意してください。
パクパク期の食べ進め方
カミカミ期の終わり(1歳頃)に軟飯まで食べ進めていたら、パクパク期ではいよいよ柔らかめに炊いたご飯にチャレンジしてみましょう。普通の硬さのご飯を食べるようになるまであと少しです! また噛む力は、赤ちゃんがいろいろな食感の食べ物にチャレンジすることで育まれます。フワフワ、もちもち、カリカリなど様々な食べ物を経験すると、赤ちゃんはしだいにその形態に合わせた噛み方を身につけていきます。柔らかい肉団子や、1cm大にカットした茹で野菜などを食事に取り入れながら食べ進めていきましょう。
パクパク期の調理の目安
様々な大きさの野菜を食べる練習として、これまでは角切り野菜のサイズを少しずつ大きくしてきました。パクパク期の前半(1歳~1歳3ヶ月)までこれを続けて、7mmの角切り野菜も食べるようになったら、後半(1歳3ヶ月~1歳6ヶ月)にはいちょう切りにした野菜にも挑戦してみましょう。前歯で噛み切る練習に、ステック状にした茹で野菜を与えるのもおすすめです。肉は大きなかたまりやパサパサした食感が苦手な赤ちゃんもいるため、みじん切り~5mm大に切ってとろみをつけ、口当たりをよくすると食べやすくなります。
この頃の赤ちゃんは、塩分と脂肪分が少なめの、柔らかな食材なら食べることができます。みそ汁や煮物、鍋料理などは味つけをする途中、薄味の段階で赤ちゃん用に取り分ければ離乳食として出せるので、作るのはハードルが高いと感じていたパパでも用意しやすくなるでしょう。大きくて食べづらい食材はお箸やキッチンバサミでカットすると、赤ちゃんが食べやすくなりますよ。