編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元・保育士で、2児のママでもある「みうママ」が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。今回は、4歳の女の子と生後8ヶ月の赤ちゃんを持つパパと、6歳の男の子を持つパパからの相談です。では「みうママ」、お願いします。
相談(1)「赤ちゃんに嫉妬する長女への対策は?」
4歳の女の子と生後8ヶ月の赤ちゃんのパパ(34歳)から
昨年、待望の2人目の子どもが生まれ、私もママもバタバタの暮らしですが充実した毎日を過ごしています。ただ、弟が出来たと喜んでいた長女が最近、拗ねてしまうことが増えて困っています。どうしてもママが赤ちゃんのお世話が中心になるため、私が出来る限り長女に接しているのですが、ママが赤ちゃんに獲られたように感じており、不満のようです。長女に対して、何か効果的な対策はありますか?
みうママのアドバイス
ご質問ありがとうございます。どのご家庭にもある、よく聞く悩みですよね。私も長女で妹が二人居ます。今は二人とも可愛くて何でもしてあげたくなる妹たちなのですが、私も昔はそんなふうに嫉妬していたのかしら?と考えますがよく思い出せません。でも状況を考えてみたら、今まで自分のことを大切にしてくれていた両親が急に赤ちゃんに獲られたような気持ちになるのは分からなくもないですよね。
今月の絵本紹介の動画でも少し触れたのですが、この問題の何よりの解決法は「長子に赤ちゃんを好きになってもらうこと」だと思います。思えば私の両親は妹が産まれる前からお姉ちゃんになる準備をさせてくれていた気がします。妹の名前を考えたのも私ですし、お腹に一緒に話しかけたり、産まれてきたらこうしてあげたいねってお話もしていました。赤ちゃんがお家に帰ってくるのが楽しみで待ち遠しかったものでした。
できるだけ赤ちゃんのお世話を手伝ってもらったり、「一緒に」過ごしてもらうことはもちろんですが、まずは長子への愛をたっぷり伝えてあげて、赤ちゃんに声をかけるより先に上の子に声をかけてあげるようにしてください。ママが長子ちゃんを抱っこして長子ちゃんに赤ちゃんを見てもらうなど、親▶赤ちゃん ではなく、親▶長子▶赤ちゃんという構図を作るのが良いと聞いたことがあります。私もこれには大賛成です。ぜひ試してみてくださいね!
相談(2)「あたしではなく、僕と言わせるには?」
6歳の男の子のパパ(29歳)から
来年、小学生になる子ですが、その話し方に少し不安を抱いています。口調が女の子の言葉なんです。ぼくではなく、常に、あたしと言います。仕草などは男の子な
のですが、その口調には違和感があり、小学校までには直したいと思ってます。ただ、あたしではなく僕と言いなさいと伝えても直らない状態です。何か良い方法はないでしょうか?
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。そもそも、女の子の言葉とは何でしょうか?本人が納得して使っているのであれば、それはその子の言葉ではないでしょうか。無理に直す必要はないと感じます。もちろんそれだけではなく、小学校で苛められたら?などの不安を感じたり心配してのことだとは思うのですが…。パパさんが違和感を感じているのは、「少なくとも自分や自分の周りにいた人はそうじゃなかった」からではありませんか?
世の中には常識を当てはめたい人、そしてそれに囚われない人がいます。果たして本当に常識を当てはめるだけが正解なのか、私は常に考えているのですが、皆が同じ世の中はなんだかつまらない気がしたり、でも好き勝手やれば良いってことでもないよな…と。結局、その人の正解は、その人が決めるもの!なんですよね。それは子どもであっても同じはないでしょうか。
もしパパやお友達に何か言われて、やっぱり変えようと思っていたらもう変わっているのではないでしょうか。それならば本人の使いたい言葉で過ごせば良いと思いませんか。誰かと違うことは悪いことではありません。もしかしたらひと握りの天才と呼ばれるタイプの人なのかもしれませんよ。そう考えたら震えちゃいますね!パパさんも四角四面にならずに、息子さんと自分の言葉で自然体でお話してみてくださいね。
みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか?もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です!ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
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