編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元・保育士で、2児のママでもある「みうママ」が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。今回は、2歳の男の子を持つパパと5歳と4歳の男の子を持つパパからの相談です。では「みうママ」、お願いします。
相談(1)「両家の親の口出しの多さに困っています」
2歳の男の子のパパ(28歳)から
2歳の息子は、私の実家もママの実家も両親からは初孫になるので、何かにつけて口出しが多く、私もママもウンザリしています。確かに、育児へのアドバイスや金銭的な支援もあり助かっている点もあるのですが。こんな服を着せたらどうか?食事は何を食べさせているのか?何処に遊びに連れて行くのか?と、両方の親から頻繁に連絡があるので困っています。しかも、それぞれの親の想い・考えが違うので、服ひとつにしても、別々の口出しがあります。どちらかの言う事を聞くと、もう一方に気まずくなる気がしますし。両方の親からの口出しを減らしてもらう良い方法は無いでしょうか?
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。これはめちゃくちゃ大変ですね。パパ・ママどちらのご両親にも、もちろんパパ・ママにも理想の子育てや子どもにこうなって欲しいという期待があることでしょう。でも、それを全て叶えるというのは至難の業です。そもそも子どもにはその子どもの人生がありますから、周りの期待に応えないとというプレッシャーを与えず、のびのびと楽しく健やかに育ってほしいですね。あくまでも親も祖父母も保護者なので、アレコレ指図したりレールを敷くのではなく、危険が起きないように見守っていくのが役割だと思います。親がそう言うから…と実家の意見に振り回されていたら、結局、子どもまで振り回してしまうことになりますよ。
何も言わないで!と言ってもなかなか聞き入れてもらうのは難しいかと思いますが、まずはきっちりと話をしましょう。自分たちを信じて子育てを任せて欲しいこと、自分たちには自分たちのやり方があること、子どもの意志を尊重したいこと…想いはそれぞれだと思いますが、喧嘩するのではなく、伝えることが大切です。
今、素敵に成長し結婚して、子育てに取り組むパパ・ママ。そんな2人を育ててきたご両親だからこそ、私たちはこうしてきた、だからこんな立派に成長したのだという自信があるのです。その極意を伝えたくなるのはきっと優しさからでしょう。ですが子どもも十人十色、同じやり方が合うかはわかりません。悪気はないと思うから…と遠慮するのではなく、しっかりとお二人の気持ちを伝えてくださいね。
それでも、なお意見を言ってくるのであれば、聞き流すことも大切かもしれません。これは実家に限らずですが、何かと自分の考えを伝えてくる人はいます。私はそんな時、◯◯さんはそういう意見なんだね、そういう考え方もあるんだね、という受け入れ方をするのが大切だと思っています。
相手の意見は決して否定はせずに一旦は聞いておき、でもそれを参考にするかは自分達で決める、という感じでしょうか。お互いがそうじゃない!と言い合うのは疲れるだけです。いろいろな意見がある、それを知る機会だと思えば視野も広がってきます。でも知ったからと言って必ず実行する必要はないのです。そして、言動が度を越している、話しても伝わらない、言う通りにしないと怒るなど、相手が相変わらずの場合には、たとえ親であっても一度距離を置いてみることも考えてみましょう。何よりも子どもを守れる素敵なパパ・ママでいてくださいね。
相談(2)「対象的な兄弟、どちらも喜ぶ遊びは?」
5歳と4歳の男の子のパパ(34歳)から
子ども2人のタイプが真逆なので休みの日の過ごし方に困っています。上の子は活発でアウトドアで遊ぶことが大好きで、逆に下の子はインドアでゲームなどで遊ぶことが好きで外出を嫌がります。2人を一緒にして外でもお家でも遊んで休日を過ごしたいのですが、外出だと次男は元気が無く、お家で遊ぶと長男が面白くない様子です。ママの息抜きのために、子ども2人を私が面倒を見る休みの日ですが、せっかくなので子ども2人とも楽しく過ごして欲しいのですが… 何か良い方法はありますでしょうか?
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。この悩み、めちゃくちゃわかります!うちの子達も好きな遊びも食べ物の好みもほんとに正反対で…同じように育てたつもりなのになぜ?と何度思ったかわかりません。でも、それはそれぞれの思いを胸に伸び伸びと育ってくれている証拠、しっかりと自我や個性が育まれているんだなと嬉しくもあります。どちらかに我慢させるのも可哀想だし、でもママも休ませてあげたいし…優しいパパゆえの悩みですね。
私の場合は、息子の日、娘の日、ママの日…とその日のテーマを設定して休みを過したりしていました。その日はその担当者が行きたいところに行ったりやりたいことをする感じです。また1人で思いっきり甘えたい!パパ・ママを独占したいという時もあると思いますので、ママと協力してそれぞれを独占する日を作ってもいいかもしれません。一緒に遊ぶぞー!と思うと、何かしないと!って考えてしまうかもしれませんが、それぞれが好きなことをしているのを見守るのもひとつのやり方だと思います。
人それぞれ様々な楽しみ方がありますね!とはいえ一緒に楽しみたいという気持ちもわかります。どうすれば良いのでしょうか?まずはお互いの好きな遊びの性質を併せ持つ楽しみを見つけることから始めてみましょう。お子さんが外遊びの何が好きなのか、ゲームのどんなところが好きか知っていますか?体を動かすのが好き、いろいろ考えるのが好き…それなら考えながら身体を動かせる遊びを提案するとか、ママと一緒になって考えてみませんか。
でも、それぞれ子どもにとっては普段やっていない遊びなので「やろうよ!」と言われても苦手意識があったり、やり方がわからないなどの可能性もあります。だからこそ出来るだけ得意じゃない側のお子さんに寄り添うようにしてあげて欲しいです。そしてこれは私のお気に入りの方法なのですが、ぜひ、それぞれのお子さんに相談をしてみてください。
今度一緒に◇◇をしたいと思うんだけど、◇◇だといつも▲▲君が楽しめないから悲しいんだよね。どうやったら▲▲君も楽しめるようになると思う?こんな感じです。パパが1人で考えなくてもきっと子どもならではの素敵なアイデアを出してくれると思いますよ。パパ1人で悩んだり考えるのではなく「家族で」考えるところから一緒に楽しんでみてくださいね。
みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか?もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です!ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
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