パパの転職活動の始め方｜初めての転職活動を成功させる準備と行動を徹底解説

今回は“転職活動の仕方”について、家族ができて初めて転職活動をしようと考えてるパパ向けに書いていこうと思います。
育児や子育て、そして仕事の両立が実現できるように、"転職"も1つの選択肢として検討してみてください。

まさやん

私もそうでしたが、初めて転職活動を動くときは周りに相談できる人がいないケースが多く、安易な気持ちで動いてしまい失敗しがちです。

転職活動を始める前に知っておくべきこと

まず初めに転職活動は安易に動いても大丈夫ですが、転職は安易にしてはいけません。転職活動自体は、他の会社を見ることができたり、自分の市場価値を測ることができるので、どんどん積極的に行っても問題ありません。しかし最終的に、今の会社を辞めて｢転職｣をするという決断は慎重に行うべきです。何故なら、学生の時に行う就職活動と違い転職はやるたびに職務経歴が積み重なってしまいます。｢スキルが身についてない｣｢なにも経験できてない｣状態での転職だと、無駄に転職回数が積み重なり、転職時に不利になります。

多くの転職者を見てきて、着実にキャリアを積み上げる転職をできているのは一部で、大半は安易な気持ちで転職をして、転職回数(職務経歴)を増やしてしまい、転職市場からの評価が低くなっているのです。

そのため、初めての転職をするタイミングが非常に重要です。しっかり1社目で職歴を積み転職市場で戦える状態になってから転職することが、生涯かけて作り上げるキャリアの中で1番重要と言っても過言ではありません。

転職に対する考え方

｢人生100年時代｣とも言われている今日で、転職はより当たり前になってきています。しかし、転職にも"良い転職"と"よくない転職"があり、無駄に転職回数が増えてしまうと、どんどん経歴的に不利になり、将来の自分の取れる選択肢が減ってしまう可能性があります。まず行動に移す前に、自分自身のキャリアについてよく考え、その中で最善の選択をできるようにしましょう

自分のキャリアは自分で作る(キャリアアップとキャリアメイク)

キャリアアップとは言葉の通り、キャリアがアップしたということです。特定の分野や技術について、より高度な知識を身に着け、能力を向上させ、経歴を高めることを指します。それにより｢前の仕事より給与･条件が上がった｣｢更なる知識を身に付けることができる｣など、アップしたと感じる点は人それぞれですが、転職を通して良くなったことを指します。

キャリアメイクとは、自分のキャリアは自分で作っていくという考え方です。｢転職｣を得て、様々はキャリア(職歴)を積み重ね、自分自身のキャリアを作っていきます。この時に自分で作る(メイク)するという考えで選択していくということです。

長い人生で転職するタイミングは決して1回とは限りません!長期雇用の概念が崩れている現代では、1つの会社で一生涯働き続けるより、転職しながら自分自身の働き方をよりよくしていく方が一般的になってきています。もちろん1つの会社で長く活躍するということを否定する訳ではありません。ポイントは、単に今の条件より良くなるからという理由だけで簡単に転職を決めてしまうと、後々後悔する可能性があります。キャリアはすべて繋がっており、自分で積み上げていくものであると認識する必要があります。長期的に自分のキャリアを形成していくにあたってプラスになるかどうかという観点で考えることをお勧めします。

自己理解と転職市場からの見られ方(転職市場からみられる自分を意識しないといけない)

転職活動をする前に自分の転職市場からの見られ方については、考えておく必要があります。この転職市場からの見られ方とは、｢採用企業から自分がどう見えるのか?｣｢採用したいと思ってもらえるのか?｣｢どのポジション、職種に適性があると思われるか?｣などの視点から注視されることです。企業から必要とされ、転職市場から見ても価値の高い人材であれば、転職先をある程度選ぶこともが可能です。しかし転職市場から見て価値がまだまだ低い状態なら、実績やキャリア不足を補う熱量や想いが転職活動には欠かせないポイントになります。

まさやん

あくまで参考ですが、このような経歴がないと経験者として見てもらえません。

まだまだ経験や実績もない状態なのに、条件が先行して｢休みが欲しい｣｢年収が○○は欲しい｣と言ってませんか?

特にパパの転職活動では、企業が求めるもの(経歴や実績、活躍してくれるであろうと思えるか)を提示できないのに、求職者側が条件を求めすぎてしまうことで、なかなかうまく転職活動が進まないケースが多数見受けられます。

まずは自分の市場価値をしっかり把握しましょう！

キャリアを作っていくにあたって、自分が経験してきたこと･できることは武器になります。自分自身の武器をまずしっかり把握して、市場価値を理解することがキャリアメイクの第一歩です。

“年齢”と転職タイミング

年齢は自分のキャリア形成を考えていくにあたって、非常に重要なポイントです。以下の、厚生労働省のホームページによると、平成19年10月から雇用対策法が改正され、｢事業者は労働者の採用、募集の際に、年齢にかかわりなく、均等に機会を与えないといけない｣とされ、実質、求人票に“年齢”を組み込むことが禁止されました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/topics/tp070831-1.html

しかし普通に考えたら、60歳の未経験者と30歳の未経験者に、均等な機会がある方が難しいはずです。法律では均等な機会があるようにされてますが、実態はまだまだ違います。採用する側は採用･教育なども会社としての投資として行っているので、投資の対象はリターン(見返り)が大きい方がいいに決まっています。

まさやん

求人票には記載しませんが、人材紹介の会社に対しては年齢の要件が伝えられることも実際は多くあります。

そのため適切なタイミングで転職を検討することが必要です。

理想はその今の職場で｢これ以上、力の向上が望めない｣と感じたら転職を検討するタイミングです。ここで言う力とは｢人脈｣｢経験｣｢スキル｣など仕事をしてく中で必要な力を指しています。タイミングを逃して、年齢を重ねてしまうと転職市場から求められる条件が変わってきて、転職の難易度も変わります。転職をするタイミングは転職市場からの見られ方と、自分の実績がしっかり釣り合っている(もしくは自分の価値が高い)状態で行うべきです。あくまで転職で市場価値を上げて、キャリアアップをしていくという考えの話です。もちろんその職場が好きで、｢ここで働いていたい｣と思っているなら、それも選択肢の1つになるでしょう。

経験やスキルの活かし方

なんとなく日々のルーティンで仕事をこなしていたら、いざ転職しようを思ったときに、自分の強みを伝えることに苦労します。毎日、どんな仕事でも｢この仕事をすることによってどんな力が自分につくか｣｢この仕事はこの力を向上させるために○○を意識して取り組もう｣としっかりと意識して取り組むことが重要です。

“転職”では、実績や経験も重要視されますが、同じくらい思考も評価されます。しっかり考えて仕事ができることで、持ってる経験やスキルが応用できる人材であると伝えることができます。これは転職では“再現性”が重要視されているからです。前の会社で沢山の経験を積んで、スキルを持っていても、その経験を活かしてまた活躍できる人材でないと採用したいとは思われません。経験やスキルには再現性が必要で、｢次の会社で今までの経験･スキルを使ってどうやって成果を上げるのか｣という考え方が重要です。経験やスキルという事実だけでなく、その仕事をどんな考えで行っていたのかという思考の部分を意識することも転職活動時は必要です。

転職活動の基本的な流れ

転職活動を始めて行う方向けに、転職活動の大まかな流れを説明します。初めての転職活動をするときは、ほんとに何もわからず不安だと思いますので、まずはざっくり流れを知り転職活動の全体をイメージしましょう。

基本的にはこのような流れで転職活動を進めていきます。

転職活動のメリット･デメリット

転職にはメリット･デメリットがあります。転職をすることでのメリットは｢新しい経験ができる｣ということです。これは自分のキャリアを作っていく中で1つの会社の中では得ることができない経験をして、市場価値を高められる可能性が上がります。1つの新しい経験を増やすことで市場価値が高まれば、あなたの生涯の財産になり、年収も上がりさらに必要としてくれる企業が増えます。逆にデメリットは、安易な転職をしてしまい市場価値が下がってしまう可能性があるということです。特に初めての転職活動では要注意です。

転職回数が積み重なるということは、企業からしたら1つの不安要素にもなり得ます。その転職に一貫性のある理由があればいいものの、安易に転職回数を2回3回と積み重ねると、｢この方はまたすぐに辞めてしまう｣と思われ、書類選考すら通らなくなってきてしまいます。

初めての転職活動をする人の不安

まさやん

私もそうでしたが、初めての転職活動は何もわからないし相談できる人も少ないので、不安ですよね

初めて転職活動をする方から、いただく質問についてまとめました。まだ具体的な転職活動ができず不安を持っている方は参考にしてください。