編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元・保育士で、2児のママでもある「みうママ」が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。3回目は3歳の男の子を持つパパと生後8ヶ月の赤ちゃんを持つパパからの相談です。
相談(1)「息子の言葉使いの遅れが心配です」
3歳の男の子のパパ(37歳)から
息子の言葉使いが遅れているようで不安です。まだ「まんま、ちょうだい」などの二語文程度しか喋れません。自分の気持ちを上手く言葉にできず、喃語になって しまうこともあります。上の子(女子)が3歳の時にはもっと喋っていたように記憶 していますが、男の子だから発達が遅いのでしょうか?
みうママからのアドバイス
言葉の遅れが気になるという親御さんの声はけっこう多く寄せられます。他のお友達と接する機会が増えてくると、どうしても周りと較べて心配になってしまいますよね。ただ前提として、言葉以外でもそうなのですが、発育には個人差があるということを認識しておいてほしいです。加えて、お子さんのタイプによっては言葉は理解しているけれど、話すのが恥ずかしいなど実際には問題のないケースもたくさんあります。
パパ・ママの言葉を理解してお返事できたり、行動できているならそこまで大きく心配する必要はないと思います。子どもは大人の真似をしながら言葉を覚えていくものですから、お話をしてあげたり、絵本の読み聞かせなど言葉に触れる機会をたくさん作ってあげましょう。
それでも心配は尽きないと思いますので、まずは3歳検診や病院などを受診する機会に専門家に気軽に相談してみましょう。相談することに不安を感じる方も多いようですが、何もなければ安心できますし、実は耳が聞こえにくくて言葉が遅れているなど他に原因が見つかることもあります。何よりも不安を感じているパパ・ママの気持ちを和らげる手助けをしてくれますよ。
親の不安を敏感に受け取るお子さんも多いので、それがプレッシャーになってしまう可能性もあります。兄弟姉妹でももちろん差はありますので、まずは心配をし過ぎず、お子さんのペースに合わせて成長を温かく見守ってあげてくださいね。
相談(2)「赤ちゃんの寝かしつけが苦手で困ってます」
生後8ヶ月の赤ちゃん(女の子)のパパ(32歳)から
赤ちゃんの寝かしつけがどうしても苦手で、今まで成功したことがありません。ママの抱っこならスヤスヤと寝てくれるのに、私の抱っこでは全く寝つかず、 結局、ママに代わってもらうため役立たずの状態です。上手く寝かしつける コツなどを教えてほしいです。
みうママからのアドバイス
寝かしつけってホントに難しいですよね。寝てくれたと思って布団に下ろそうとすると起きてしまったりなど、上手くできるパパはなかなか少ないようです。特に赤ちゃんの頃は一日のほとんどを寝て過ごしているにもかかわらず、まとまった睡眠ができずに時間に関係なく起きて泣いてしまったり...。パパ・ママの生活リズムも乱れるのでしんどく感じてしまうかもしれません。
授乳などで抱っこをしている時間が長いママなら赤ちゃんも安心するということはあるかもしれませんが、パパだからできないということはありません。いくつかコツをお伝えしますのでぜひチャレンジしてください。
(1) おくるみ
体を包んで抱っこすることで安心して眠れます。
(2) 音を聴かせる
音楽や袋をカシャカシャさせる音など、お子さんにとって心地よい音を聴かせてあげましょう。五感を刺激することで疲れて眠れるという効果もあるようです。
(3) 耳を触る
寝かしつけというとトントンと思いがちですが、優しく撫でたりコショコショしてあげるだけでも効果がありますよ。1つ前の項目にも通じますが、ガサゴソという音も心地良いみたいです。こめかみやおでこ、耳の周り、首、背中など他の部位でも効果がありますので、お子さんの心地良いポイントを探してみてください。
(4) トントンのリズムを変えてみる
これは私が保育士や自分の子どもを寝かしつける時によくやっていた方法です。1箇所を規則正しいリズムでトントンするのではなく2箇所くらいを交互にトントンしてみたり、心音のトックトックという音をイメージして、トン、ト、トン、トと強弱やリズムをつけてあげると効果があったように思います。響かせる必要はないので優しく優しく、力加減にも気をつけることがコツです。
寝る前の環境を整えたりやルーティンを作るなどは、前回のお昼寝の相談に通じる部分もありますので合わせて読んで参考にしてくださいね。
みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか?もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です!ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
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