食事に集中できる環境をつくろう
お腹が空いていないと食事に集中できませんよね。おやつが多すぎたり、ご飯の前におやつを食べてしまうことで食事に集中できないようであれば、おやつの量や時間を見直してみましょう。
また、食事中にテレビをつけるかどうかは家庭によってルールが違いますが、子どもが食事に集中しないのであれば、一旦テレビを消すことも視野に入れてみてください。大人でもテレビに見入ってしまうことがあるように、子どもであればもっと集中力を奪われてしまい、食事への関心が薄らぎ、満足な量を食べれなくなるので、パパ・ママがしっかりと判断することが大切です。
ご飯作りや食卓の準備に参加するとメリットがたくさん
子ども自身が直接「ご飯作り」に関わることで、食べ物を大切に扱えるようになったり、嫌いな食材を食べてみるきっかけになったりします。まずは簡単なところからで大丈夫です。冷蔵庫からパプリカ取ってねと言い野菜に触れさせたり、電子レンジ調理の際にボタンを押させたり、3分の茹で時間を時計で計らせたり、子どもの成長に合わせて参加させてあげましょう。
キッチンに立つのが難しい場合、また料理が苦手なパパの場合は、一緒に配膳を手伝ったり、カトラリーを準備したりと関わり方はいろいろあります。ご飯作りや食卓の準備に参加することで、料理に興味が芽生え、食材に対しても感謝する気持ちが自然と身につくようになりますよ。
自分で決めて守ってみよう家族の食事ルール
幼稚園や保育園の集団生活では、最低限の食事ルールが決まっていることが多く見受けられます。「幼稚園ではどうやって食べるの?パパに教えて?」「保育園でもルールがあるでしょ?おうちでも何ができるか考えてみよう」など子どもが通っている園での食事ルールを聞いてみてください。実は家庭以外の場所ではきちんとルールを守れるという子どもも多いので、この際できるところは統一することも考えましょう。
家庭の食事ルールは子どもと一緒に決めてみてはどうでしょうか。パパ・ママに決められたルールにただ従うよりも、一緒にルール決めをして、子どもが自分で守ろうとすることは、今後の成長にもつながります。もし決めたルールを守るのが難しければ、もう一度一緒に考えてみるなど、柔軟に取り組む方法を教えてあげてください。そして、子どもが混乱しないように、パパ・ママだけで食事ルールは変えないようにしましょう。
3歳〜小学校入学前までに身につけておきたい食事作法
- お箸を正しく持つ
- 食べ物を粗末にしない
- 食事中は歩き回らない
- 「いただきます」と「ごちそうさま」が言える
- 口の中が食べ物でいっぱいの状態で話さない
- 渡し箸をしない
- 肘をつかない