出産が始まったらときのパパの役割は?~パパのためのマタニティセミナー#17~

  1. HOME >
  2. HOT >

出産が始まったらときのパパの役割は?~パパのためのマタニティセミナー#17~

hyamama

hyamama

2歳と4歳の子どものママ。夫は31歳で転職を経験。 転職活動に仕事に育児と、毎日忙しいパパを応援したいと思い、家事・育児に関する記事やママについての記事を書いています。 一緒に子育ての悩みや夫婦の悩みを解消していきましょう。

ママに出産のサインである陣痛や破水が始まると、パパも期待感とともに緊張が増してくることでしょう。そしてママも赤ちゃんのために頑張らなくてはと焦ったり、プレッシャーから不安感に包まれることもあります。お産で一番大切な心構えは、できる限りリラックスすることです。ママ自身が緊張し身体に余計な力を入れてしまうと疲れやすくなるだけでなく、お産が長引く原因にもなります。ママのサポートをするパパは、少しでもママの気持ちが落ち着き、リラックスできるように配慮することがなにより重要なのです。

そこで今回は、陣痛開始から出産までの間でパパにしてほしいサポートや、ママと赤ちゃんが入院中に行っておきたいことなどを紹介します。

あらかじめ出産の立会について確認をしておきましょう

出産はパパにとっても一生忘れられない日になるため、貴重な瞬間をママと一緒に共有したいと願う人も多いようです。しかし、仕事を優先せざるをえない場合や、上の子の面倒を見る必要もあり自宅で待機しなければならないケースもあります。また感染症対策で立ち会い出産ができない、出産後の面会すら制限されている産院も少なくないため、立ち会いたくても立ち会えないこともあります。各産院が設けているルールは、入院のしおりや産院のホームページに記載されているので、事前によく確認しておきましょう。

反対に壮絶な出産の現場を見たくない、見せたくないと思うパパ・ママもいるので、本番までにどうしたいかを夫婦で話し合っておくことがなにより大切です。とはいえ、出産に立ち会う以外にも、安全に産院まで送り届けたり、電話やSMSなどで頑張るママを応援することもできます。離れていても無事に出産が終わるまではママにエールを送り続けましょう。なお今回は立ち会うことを想定して、出産までの流れをお伝えしていきますのでご了承ください。

陣痛・破水から産院に向かうまでの流れ

パパが隣にいるタイミングで陣痛が始まったなら、無事に産院まで送り届けることが最初のミッションになります。こちらでは、陣痛・破水が始まり産院に向かうまでの間にできるサポートを紹介します。

まずは産院へ連絡する

陣痛・破水が始まったら、まずは速やかに産院へ連絡し、名前や診察券番号、現在のママの状況などを伝えます。このとき、自分の身体の変化を一番把握しているのはママなので、ママ自身が産院へ連絡する方がスムーズに話が進みます。ただし、陣痛の痛みや出産への不安でうまく言葉にできないときもあるため、様子を見て必要なときはパパからも状況を説明しましょう。また、陣痛や破水は時間の経過とともに進行していくため、一度出たらなかなか家には帰れません。出産が終わるまでは予断を許さない状況が続くので、ママの電話中に、持ち物のチェックもしておきましょう。

速やかに産院へ向かう

電話が終わったらパパのためのマタニティセミナー#13で紹介した入院セットを持って産院に向かいます。このとき移動手段は、車かタクシーを利用するのがおすすめです。電車やバスなどの公共交通機関だと遅延する可能性があるだけでなく、痛みで動けなくなった場合や突然破水してしまったときへの対応が難しいのでお勧めできません。また、産院が徒歩圏内にあるとしても、陣痛に耐えながらの移動はいつも以上に時間がかかります。徒歩5分以上かかる距離なら、車やタクシーを利用しましょう。

ママに付き添うときは、家から産院まで安全に送り届けることがパパの役割です。初めての出産だと、パパ・ママともに慌ててしまうこともあるかもしれませんが、途中で身重なママが転んでしまったり、パパが車の運転をミスしてしまうと母子ともに危険です。落ち着いて行動するよう心がけましょう。加えて、出産は深夜に始まる可能性もあります。車で送る予定ならいつでも出せるよう、臨月(妊娠36週以降)に入る頃から禁酒を心がけてくださいね。破水している場合は、車やタクシーの中を濡らしてしまう恐れもあるので、バスタオルやレジャーシートも持っていきましょう。

知っておきたい! 陣痛タクシー(マタニティタクシー)とは

陣痛タクシーとは各タクシー会社が行っている妊婦向けのサービスで、登録していれば通院や陣痛・破水の際にかかりつけの産院まで迅速に送り届けてもらえます。タクシー会社によってサービスの内容は多少異なりますが、24時間電話受付をしているため、深夜に陣痛が始まったときにも利用できます。事前に自宅と産院の住所を登録しておけば、道案内なしで連れて行ってもらえるのも嬉しいポイントです。また、パパが車で送る予定だったとしても、不在のときに陣痛が始まればママ一人で産院に向かわなければならない場合もあるため、もしものことを考えて登録しておくと安心です。

次のページへ >

-HOT, ママのこと
-, , , ,