編集部に届いたパパキャリ世代のパパからの育児に対する悩みや疑問にズバッとお答えする当コーナー。元･保育士で、2児のママでもある｢みうママ｣が豊富な経験と知見、そして他にはないユニークな発想でパパに的確なアドバイスをお届けします。パパにとって目からウロコの解決策がみつかりますよ。今回は、4歳の男の子を持つパパと、3歳の女の子を持つパパからの相談です。では｢みうママ｣、お願いします。
相談(1)｢子どもの嘘に親はどう向き合えば良いの？｣
4歳の男の子のパパ(33歳)から
保育園に通って元気に過ごしている子どもなんですが、最近、嘘をつくことを覚えて困っています。オモチャを片付けずにいることを怒ると、｢オモチャが勝手に動いた。僕は知らない｣や、夕食をあまり食べないので、お菓子を食べたのかと聞くと、｢食べてない！｣と言った感じです。嘘も成長の証と思うのですが、親として子どもの嘘にどう向き合っていったら良いのか悩んでいます。みうママ先生の素敵なアドバイスをお願いします！
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。子どもの嘘、気になってしまいますよね。嘘をついて、怒って、また嘘をついて……と悪循環になる人も多いようです。そうならない為にどうすれば良いか一緒に考えてみましょう。パパさんが仰るように嘘は成長の証です。頭ごなしに怒るのではなく、なぜ嘘をつかなければならないのか、その理由･原因を考えてあげることが何よりも大切です。あっ、でも無理に子どもに問いただすという意味ではありませんよ！
怒られたくないのはもちろん、うまく説明ができない、空想の延長、どうしても本当のことを言えない理由がある(秘密と約束した)など子ども達にもいろいろな事情があるはずです。また自分を守るためだけでなく、期待に応えたいから…など相手のことを考えて嘘をついている場合もあります。
嘘をついている時に怒られてしまうと、更に嘘を重ねないといけなくなったり、もっと上手い嘘を考える……などの経験がパパさんにもありませんか。そうなるとどんどん嘘をつく頻度が上がってしまいます。怒りたい気持ちをグッと抑えて、まずは子どもの気持ちを理解するよう努めましょう。お子さんの声にしっかりと耳を傾けてあげてくださいね。
相談(2)｢朝食を食べない子どもへの対策は？｣
3歳の女の子のパパ(31歳)から
我が家は、ママが朝食をほとんど食べない生活スタイルのため、娘も朝は食べる習慣がついておらず心配しています。子どもの成長のために朝食は絶対必要と思うので、私が食べる時に、娘に食べさそうとしますが「ママも食べないから私もいらない」と言っている状態です。来年から幼稚園も始まるので焦っています。朝食を食べるよう導くにはどうすれば良いでしょうか？
みうママからのアドバイス
ご質問ありがとうございます。正に親子は鏡のような関係。真似しちゃうことって多いですよね。いちばん身近にいる大人ですから見本にしたり憧れるのは自然なことに思えます。とはいえ朝ごはんを食べて欲しい気持ちもわかります。じゃあママも朝ごはん食べよう！となれば良いのかもしれませんがママにも事情があるかもしれませんので、今、パパさんに出来ることを考えてみましょう。
①｢めちゃくちゃおいしそうに朝ごはんを食べる｣
身近な大人ということならパパさんだって真似される対象のはずですよね。「ご飯、ご飯｣としつこく言われるより、真似したい！と思うような対応、リアクションを心がけるようにしましょう。パパさんが本当においしそうに食べている姿を常に実践してみてくださいね。
②｢子どもが納得できる理由を考え話してみる｣
例えば、お昼ごはんまでに疲れたりお腹がすいてしまうことがないか質問してみたり、ママは身体が大きいから長い時間たくさんの栄養を蓄えられるけど、〇〇ちゃんはまだ小さいから蓄える場所も小さいんだよ。だから3回食べないと途中で疲れちゃうんだよ…など。でも、やり過ぎると逆に嫌がられるので気をつけましょう。
③｢一緒に朝ごはんを作る｣
食育などでもよく使われる手法ですが、自分で作ると、何故か無性に食べたくなったり好きになったりするんですよね。食べなくてもいいからパパの朝ごはん作るの手伝って！から始めるのも良いと思いますし、そんな時間ないよーということであれば、家庭菜園でプチトマトなどすぐ食べられるものを一緒に育て朝収穫するなどでも大丈夫ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
みうママからのアドバイス、いかがでしたでしょうか？もちろん皆さんいろいろな考え方があるでしょうから、反論も大歓迎です！ここでは質問に答えるだけでなく、たくさんの意見を聞かせていただき、私自身も考えるきっかけにして行けたらと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
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